夜もすがら何事をかは思ひつる窓うつ雨の音を聞きつつ 和泉式部
無力 MURIKI (新潮新書) | |
五木 寛之 | |
新潮社 自力でもなく他力でもなく無力・ムリキ、そんなに力を入れずに頑張らないで自然に人生を受け入れることが 大切なのかな~。人生何もないなんてありませんし、100%完璧に健康というのもありえません。 五木寛之さんは久しぶりで、新聞の連載の「親鸞」も真面目に読んでいなかったけど良かったです。 昔、「戒厳令の夜」を読んで好きになったのですが「生きるヒント」とかも良かったですね。 「絆」て私もあまり好きな言葉じゃないです。牛・馬を動けないように縛っておくという語源もありますから・・。 |
良寛さん
2013年05月22日 | 書
古へに 変はらぬものは 荒磯海と 向かひに見ゆる
佐渡の島なり
(いにしえに かわらぬものは ありそみと むかいに
みゆる さどのしまなり)
意味・・昔と少しも変わらないものは、古里の岩の多い
海辺と、沖の向こうに見える佐渡の島である。
生きとし生きる物は皆死に、また生まれ変わる。
盛者は滅び、また生まれる。喜怒哀楽の感情も
その都度変わるものである。この、無常の世の
中で、大昔から変わらないものは、荒波の打ち
寄せる海岸と、海の向こうに見える佐渡島だけ
である。