以心伝心

書・旅・本などのメモ。

「知るを楽しむ」

2008年05月13日 | 雑感
第6回
語り手 瀬戸内寂聴さん

華麗な恋愛の遍歴の末、須磨に流されるという挫折を味わった源氏は
都に戻ってくる。
冷泉帝は、源氏が本当の父親であるという事実を知り
父親を臣下として扱っていてはいけないということで
帝より位の高い立場となる。
まさに源氏の世となり、「六条院」という広大な邸が完成する。
四つの町を春夏秋冬とふさわしい植物を植え
春の町には、最愛の后「紫の上」と暮らす。
源氏はやがて四十歳となり、(今でいうと還暦に近い)
さすがに穏やかに暮らすはずであったが、若い14・5歳の「女三の宮」が
浮上する。
登場人物が四百三十名とかでもう名前が覚えきれなくなってしまったのですが
紫の上の堪え忍ぶ姿が何とも痛ましい。病に臥せってしまうのもわかります。
子供のころから源氏の好みに育てあげられて源氏の他に頼る人がいないのですから。
次回を楽しみにいたします。
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