
雁の声を聞きて、越へまかりける人を思いて詠める
春くれば雁帰るなり白雲の道行き振りに言也つてつてまし
帰る雁を詠める 伊勢
春かすみ立つを見捨てて行く雁は花無き里に住みやならへる
題しらず よみ人しらず
折りつれば袖こそ匂へ梅花 有りやとここにうぐいすの鳴く
春くれば雁帰るなり白雲の道行き振りに言也つてつてまし
帰る雁を詠める 伊勢
春かすみ立つを見捨てて行く雁は花無き里に住みやならへる
題しらず よみ人しらず
折りつれば袖こそ匂へ梅花 有りやとここにうぐいすの鳴く