以心伝心

書・旅・本などのメモ。

呉昌碩臨書

2011年01月03日 | 

長松一線飛泉ジョウたり、峯は削り雲は孤にして地勢偏なり。

何れの日にか俗塵風デキ尽し、龍を苔上に呼びて耕煙に去らん。

厚夫先生。葵巳六月。呉俊。

枝を張った松の木々の間に、一本の線のように滝が美しくかかる。峯は

削られたかのようにそそり立ち、雲はひとつぽつんと浮かび、地は奥深い。

いったいいつになったら風が俗塵をすっかり洗い尽くし、龍を苔渓のほとりに呼んで

耕煙のもとに行けることやら。

 

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