以心伝心

書・旅・本などのメモ。

東京島

2010年09月10日 | か行の作家
東京島 (新潮文庫)
桐野 夏生
新潮社

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ごく普通の中年夫婦が船旅にでて遭難する。
着いた所は南の島の無人島。やがて与那国島での生物研究のバイトから脱走してきた若者たちが漂着し、謎めいた中国人が漂着する。
男性三十一人と女性一人の無人島での生活がはじまる・・。
島の名前をトウキョウと呼びオダイバ、ブクロ・シブヤなどと名前を付けて暮らします。
ごく普通の主婦だった46歳の清子は、男性たちの欲望の対象とされやがて妊娠する。
島で生きていくために段々たくましく心が変化していきます。
島での出産を終え双子の母親となったところから話は意外な展開になります。
映画では清子の役を木村多江さんだそうです。
男性同士のカップルができてしまうのが笑えます。(ネタバレごめんさない。)

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4 コメント

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Unknown (べべ)
2010-09-11 14:06:49
こんにちは!

映画の予告編をみると、だいたいそんな感じですね。お腹が大きくなっていたのに、脱出(?)風景ではお腹が凹んでいたようだったので、どうしたのかなーと思ってました。
男性同士のカップルができるのは面白いですね。ちょっとコメディっぽいのでしょうか。予告編ではコメディぽさがありましたね。
小説でこういう作品も珍しいように思えます。

映画だと、やっぱり「ブルー・ラグーン」や「青い珊瑚礁」をイメージしてしまいます



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Unknown (ステラ)
2010-09-11 19:24:44
べべさんへ  こんばんは~!

予告は見たことないのですが、本より映画の方がいいかもです。
読んでて気持ち悪くなった人が多いようです。私も挫折しそうでした。--;
映画ではワタナベ君を窪塚洋介さんがお茶目に演じているようです。
ワタナベ君だけは清子に興味を示さなかったんですよね~。
桐野さんというと「OUT」とか思いだすのですが
無人島で女性一人という設定が興味深かったです。
32人の社会の中で嫉妬とか派閥とかいろいろあって木村多江さんの演技力が評判いいようですね。男性同士で夫婦になってしまうのは寂しくて耐えられないからなのでしょうか~。^^

「ブルー・ラグーン」「青い珊瑚礁」とか観ていないのですが、綺麗な島で前向きにって感じではなくて無人島から自分だけでも脱出したいという人間のドロドロした感情みたいなものを感じました。
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ステラさん良く本を読まれて! (千代生)
2010-09-12 08:21:29
私は今、久しぶりに西村京太郎のミステリーを読んでいます。
通院の時に、待ち時間が長いので売店で買った物なのですが・・・。

本って読み始めると、つまらなかったり好みじゃぁなかったりしても、途中で止めずに最後まで読んでしまいますよね。

たまにそう言う本に出会うと、まぁしんどいこと。反対に、映画よりもずっと良い本や、期待以上の本に出会う事もあります。

最近は軽いエッセイばかり読んでいますが、それでも本は読みたいですね。
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Unknown (ステラ)
2010-09-12 09:51:02
千代生さんへ  こんにちは~!

はずれてしまった本を読むのはしんどいですね。勿体無いので読むのですが、読む力がない本もあります。
サルトルの「嘔吐」とか萩原朔太郎さんとか積読です。
よくわかりませんでした(苦笑)。
病院の待ち時間は、軽いのがいいですね。^^
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