先日、山を下りて、帰京のあずさを待っている時、
大町駅のホームで見かけたイチイの実です。
信州ではこの木を垣根や庭木として使います。
わたしの実家も屋敷まわりはイチイの垣根です。
以前の家の庭にも母からもらったイチイの木が大きく育って立っていました。
あるとき、近所のお医者さんの奥様が「これは、みねぞの木でしょ?」
と、話しかけて来られました。
イチイ(アララギ)はご存知でも“みねぞ”と云う呼び名、都会ではあまり聞きません。
そこで、出身地などの話になりましたら・・・・やはり諏訪・岡谷出身のご夫妻でした。
私の育った松本地方でも、みねぞ、そう呼ぶ事が多かったと思います。
この赤い実は食べることも出来、甘くて少し変わった食感が記憶にあります。