先日行った米沢での画像です。
根付いて稲田らしくなってきましたね。歌とは時期がややずれますが・・・
♪ 早苗植うる 夏は来ぬ
今では私の田舎に行ってもこんな川は少なくなってしまいました。
暗渠で川が見えません~~見えてもU字溝の川・・・
♪ うさぎ追いし かの山 小鮒つりし かの川
私やもっと世代の上の方はきっと思い出いっぱいではないでしょうか。
桑の実・・・田舎ではクワズミと呼んでいました。
おやつ代わりにこの実をよく食べました。口はもちろん紅く染まり、それだけではなく
洋服までも染めてしまい・・その染みがおちないのです~~
♪ 山の畑で 桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか
唱歌ではないですが こちらは茅花のほうけたところ。
万葉集には紀女郎(きのいらつめ)が特徴を詠み込んで家持に贈ったという一首があります。
戯奴(わけ)がため吾が手もすまに春の野に抜け、茅花(つばな)ぞ食(め)して肥えませ
春先の若い茅花の花穂を元からぬいて白っぽい所を口に含むと甘いそうです。
家持さんは痩せた方だったのでしょうね。
今日は水無月晦日、今年も半分終わりましたね。
京都・甘春堂さんのページには次のように記載されています。
6月30日は水無月を食べる日です。京都では1年のちょうど折り返しにあたるこの日に、
この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する神事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。
また、裏覚えですがこんな歌を詠まれた方もいらっしゃり、6月晦日になると思い出す一首です。
「見し事は見ざりしよりも悔いならじはぐれ鳥来よ夏越しの末(うれ)に」
我が家ではポコを見送った淋しい月でもありました。