MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

歩き遍路 21番札所奥の院 2巡目 ⑩ 2019 南舎心嶽

2019年11月11日 | お遍路好き(発心・徳島)
ロープフェイからも見ることのできるお大師様像のもとへ♪

宿のそわかの予約は旅行会社のWebでしました。
その中に夕食付きでおにぎりサービスというプランがあり、1巡目もこれにして良かったと思ったのですが、
なんで良かったと思ったのかは忘れていましたが同じプランを選びました。
到着すると「おにぎりにサービスは夕食時にお渡しします」と告げられます。
朝じゃないのか。鮮度が。。。と思いました。。
おにぎりを受け取り、部屋に戻り2個入りのおにぎりを見ていると思い出しました!

1個は朝、もう一つはお昼用にしよう♪

朝一のロープウェイは7:20発です。
朝食を食べていると朝一には間に合わないのです。
早起きをしておにぎりを一つぱくつき、出発です♪
宿の食堂をのぞくと休憩所であったおじさまが朝食を食べ始めているところでした。
ペコリと挨拶。

ロープウェイの入口には先客のご夫婦が待っています。
まだ入れないようです。オープンは7:10!(冬季は7:50)
しばらく一緒に待って中にはいり、開いているお土産コーナーなどを見ていると、ご夫婦が少々困っているようでした。
建物内で朝食用に何か買いたかったようでした。
お寺などでいただいた瓦せんべいがかさばりはじめていたともあり、おなかの足しにとロープウェイで差し上げました。

到着すると案内の女性が「歩き遍路さんが来ていなければ一番参りになりますね」と一言。
なるほど!
本堂へと続く大きな階段を一歩づつ登られていきました。
私はこの階段を登ったことないなぁなどと思いながらご夫婦を見送りました。
さて私は左の下手方向へ!

南舎心嶽への道には八十八か所のご本尊の像が等間隔に並んでいました。
そして「ここからはお大師様がお迎えにこられます南無大師遍照金剛と唱えて登りましょう」との石標を境に坂がきつくなります!
不思議なのですが、
キツイ坂や山道を登る時、あと少しの辛い時などに「南無大師遍照金剛」と唱えると元気をもらって進める気がするのです。
登りきるとお大師様の後ろ姿が!
よく一緒に座禅しているかのような写真を見るけど近くに行けるのかな?
見ると鎖が目に入ります。
あの鎖で登るのかな??いやいや。。。無理でした。
諦めて、いわや道へ進もうとすると「歩道」の道標が!
どうもお大師様の方までつながっているようでした。
少しでも近くに行ってみたい!と行ってみることに。

命がけです!!無理は禁物の歩道でした。
お大師さまの元まで行くには恐れおおい気がしましたが、もう戻れない感じもあり、お大師様の横まで進み上がりました。
そして拝み、お大師様が見ている景色を目に焼き付けました♪
念願の南舎心嶽のお大師様に会えて嬉しかったです。

さて戻るには、先ほどの鎖を利用しました。
あの鎖はお大師様の元から降りる時に利用するものでした。

そばに行ってみたいの一心で行ってしまいましたが、お勧めはしません。。
はっきり言って危ないと言えます。

ロープウェイ乗り場にある印象に残るこの橋は開運橋と言うんですね


お遍路さん体験セットがありました。


お遍路ロボ ソータ♪ 話しかける勇気は有りませんでした。。


この階段は未だに登っていません。。迫力があります。


南舎心嶽へのお遍路道 石標から先が少々きつくなります


海が美しく光っていました


思ったより遠い場所にいらしゃいました。


歩道の案内!紐を伝って進みます


近づいてきました♪


正面からのお姿。拝んだ後上がって行きました。


お大師様が見ている景色

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歩き遍路 21番札所 2巡目 ⑨ 2019 西の高野♪

2019年11月04日 | お遍路好き(発心・徳島)
21番札所 太龍寺

太龍寺へ向けて出発です!
鶴林寺の宿坊横に太龍寺への下山ルートがあります。
この時は知らなかったのですが、鶴林寺には宿坊があるのですね。
けっこうな傾斜をとにかく下る感じです。

途中、逆打ちではなく、観光?なのか、おばさまとすれ違います。
「あとどのくらい有りますか?」と聞かれました。
全体を知っていれば、あとちょっとと表現しても良かったとおもいますが、
少し悩んだ後に「あともう一息です!」と伝えました。
降りていく道すがらこれを上ってきたのかと感心しました。
逆打ちの大変な場所の一つではないでしょうか??
途中、昨年の雨の被害か、倒木のある場所も有りましたが、遍路道は確保されていました。
一旦車道に出て渡り、進むと一直線に降りていく階段があります。
そこに「トイレ」の文字! すぐ近くにあるのか?行きたくなりました。。
一巡目でもどこか分からなかった事を思い出しました。
確認したところ・・・麓の廃校になった小学校の外トイレでした。
看板から1kmはあったのではないかな??
トイレの案内を見るとすぐ近くにあると思いがちですが要注意です!

一巡目は渡る橋の近くに休憩場所があると知らなかったので下山した麓にあった神社で休憩しましたが、今回は四国みちの休憩所でお昼にしました。
さかもとさんで用意していただいたおにぎりを戴きます♪
みかんも付いていました♪♪
のんびり休憩をしていると、一見お遍路さんに見えないおじさんからが休憩所に現れました。
やはりお昼休憩だったようです。パンを食べていました(*^^*)洋風なお遍路さんという印象。
降りるのも大変でしたね~と話をすると同じように先ほどの逆打ち方向で登ってこられたご婦人に感心された様でした。
この方とは22番札所の平等寺まで縁がありました。

一足お先に出発しましたが、案の定追いつかれ、先に行ってもらいました。
一巡目の印象は「そんなに大変ではなかった」太龍寺への遍路道。
この油断で後々後悔することに。
暫く気持ちのよい遍路道で最後に一気に登る印象です。
一気に登る場所もそれなりにきついけどそんなに大変では無いと思っていたのです。
登山口まではのんびり、小川も流れて気持ちの良い遍路道で記憶の通り。
しかし、登り始めると甘く考えていたからなのか体力も気力もダウン気味に。
よくよく考えてみれば、宿から鶴林寺の遍路登山口まで歩いたぶんは一巡目では無かった訳でその分の疲労も出てきていたようです。

しかしながら、心積もりが甘かったことが90%は占めていると思われます。。

どうにか山門に辿り着きましたが、またここから少し坂道が続きます。
この坂から鶴林寺の五重塔がみえます。
登りきると納経所のあるエリアに出ます。
納経所のとなりにある持仏堂の広縁の天井に高知県安芸出身の竹村松嶺が描いた迫力のある龍の画があります。
一巡目の時は窓が開いていたのですが、今回は開いていません。。
窓の外から覗き込み、そーっと開けて拝観させて頂きました。

さて、本堂へ♪ すると・・

鶴林寺で丁寧にお参りしていた姿に感心した海外のお遍路さんが納経所へ向かっているところでした。
海外から来日して熱心にお遍路している方には見逃してほしくなかったので、
勇気を振り絞って、「龍天井は見ましたか?」と聞いてみると知らないようでした。
案内すると嬉しそうにしてくれました。

よかった♡

鐘楼門をくぐり、さらに高い場所にある本堂へ向かいます。
1巡目でも感じたけど本当に空気が違う!満願の為に行った高野山奥の院で感じた空気に似ている。
本当に素敵なお寺です♪
本堂からお参りしました。ご本尊は虚空蔵菩薩さまです。地の仏が「地蔵」に対して天の仏が「虚空蔵」。
だからなのか高い場所にいらっしゃる印象の仏様です。
さらに高野山の奥の院を想わせる大師堂へ!
一巡目で教えていただいた様にお堂の裏へまわり、御廟(トップ写真)の前でお参りさせていただきました。
とても清々しい気持ちになりました。

今日は朝からずっと清々しい一日だった訳です!

納経所に行き、納経帳を「お願いします」と差し出すと電話が!
どうも、周辺の宿からだったようです。
聞き耳を立てるとどうも3人組の外国人の方が予定の時刻になってもいらっしゃらないようで、
その問い合わせだったようです。
3人組の外国人?!
先ほど太龍寺への山道で抜かされて、私が山門をくぐったところでお参りを終えたところをまたすれ違った3人組かな??
電話中には割り込めなかったので、終わったところで「女性二人で男性一人のカナダからの方ですか?」と聞くとそのようでした。
30分ほど前に山門の所ですれ違った事を伝えました。
海外の方は必ずしも納経所で御朱印を頂かないんですね(^^;)
日本の方でもそういった方はいらっしゃる訳で。

このタイミング、たまたま挨拶をしていたこと。。。縁なのですかね(^^;)

納経所の方が私の宿を尋ねて下さり、ロープウェイで降りてそわかさんに泊まり、
明日またロープウェイで登って南舎心嶽からいわや道を通って平等寺へ向かう予定と伝えると
「南舎心嶽の納経もしておきましょうか?」と聞いて下さり、
今回のお遍路で楽しみにしていた南舎心嶽なのでお願いをしました。

「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」徳島の難関を終えてほっとしました。
巨木の杉の木や圧巻の石垣を見つつ、ゆっくりとロープウェイ乗り場に向かいます。
ロープウェイ乗り場の待合室には有名人のサインがいくつかありました。
その中にあの「チャりお遍路」の二人の色紙も!その横には前園さんのサインもありました!
今回のお遍路ではこの二組のお遍路が話題で、前園さん支持派とチャりお遍路支持派で
よくどちらが面白かったなどという話で盛り上がっていました。
私は前園さんのお遍路番組には気が付かなったので、残念ながら分かりませんが、
チャりお遍路は人間味があるというか面白かったです。
高知で終了してしまっていますが・・再開されるかな?? 続き期待しています!
前園さんのお遍路を放送したNHKさん再放送お願いします♪

ロープウェイは日にちが変わっても往復切符で利用できるとの事で往復を購入!
そわかさんに向かいます♪

夕食では休憩所のお昼で一緒になったお遍路さんがお隣でした。
リタイアにしては若く見える方でしたが、リタイアして家族から一定期間の約束でお遍路を始めたそうです。
そわかさんには可愛いパグちゃんがいるのですが、私ではなくずっとこのおじさま狙いでした。
人は見た目ではないかもしれませんが。。。
確かにお家でも良い旦那さんでありお父さんであろう雰囲気のある方でした。
ドラマではそんな配役になりそうな雰囲気です(^^;)
パグちゃんもそれを感じ取っていたのかな?

そわかさんの大浴場は温泉ではないのですが、何か気持ちよいお風呂で食事の前の後と2回入りました。
食後のお風呂では話しかけられました。その女性は広島の呉からいらしたとのこと。
昨年は大変でしたねという話と呉には行ったことがあったので話が盛り上がりました。
今回のお遍路は広島の方と縁がある気がします♪

ちょっと多く用意しすぎたと思ったお礼の納札でしたが、なんとすべて使ってしまいました!!
お部屋でさらに数枚用意してから就寝しました。
ありがたいことです。


宿坊横のここから下ります


この案内のトイレは1kmほど先です!


そのトイレがあるのがこちらの貴重な木造の廃校です。


素敵な野草が!マムシグサと言うらしいです。


カナダからの3人のお遍路さんに先を譲ったところ


気に入ったお遍路札


新しい命が芽吹いています


山門が見えてきました!


山門の先も坂道が続きます


札のある場所から鶴林寺が臨めます


臨んでみました!お判りになるだろうか


五重塔が見えます


納経所と持仏堂のある境内の様子


本堂は鐘楼門をくぐり、さらに上です


奥に本堂


高野山の奥の院を思わせる大師堂への境内の様子


最も巨大な守護の大杉 境内を風雨雪から守っているのだそう(納経所へ向かうスロープにあります)


朽ちた切り株が花壇になって新しい命を育んでいました


とても可愛らしい枝垂れ桜が咲いていました


見事なお寺の石垣です!


ロープウェイで宿へ向かいます


山頂駅にあったチャり遍路のサイン


自転車へんろ旅のサイン


麓駅にいたお遍路案山子さん♪


そわかのアイドル♪


1巡目ブログ ほぼ歩き遍路 21番札所⑥

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歩き遍路 20番札所 2巡目 ⑨ 2019 鶴仁王さま♪

2019年10月26日 | お遍路好き(発心・徳島)
20番札所 鶴林寺

清々しい朝です♪
朝食は6時半からで送迎は7時でした。
途中の橋で降ろしてもらえるかの確認はして、間に合えばと話していたのですが、
用意も食べるのも遅い私は間に合わず諦めることにしました。
K田さん曰く、「送ってもらいたかったら用意や歯磨きだとか後回しでとにかく乗ればいいんだよ」
確かに。。。そこまで想像が及びませんでした。

それにしても送ってもらわない決断をもっと早くすればよかったです。反省!

送迎の担当の人は一人だったので、宿のご主人が送ってくれようと考えてくくださり、
「歩いて行きます」と伝えると簡単に行き方を教えてくださいました。

送迎があると聞くと甘えたくなりますが、基本的には歩き遍路なのだし遠慮したほうがいいですね。

さかもとさんにお願いしていたオニギリを受け取り出発です♪
昨日の雨のせいかとても空気が澄んいました。
坂本川の流れも穏やかで景色が美しく映り込んでいました。
しばらく坂本川沿いを進み、勝浦川に流れ込むところの橋を渡り、右に曲がって川沿いを少し進むと鶴林寺への遍路道が現れます。

ほとんどの人は途中「水呑大師」湧き水ポイントがある道の駅近くの遍路道からアプローチします。
私も一巡目はそちらから鶴林寺を目指しました。
お遍路地図を見ているともう一つルートがあるのに気が付きました。
人によっては険しく荒れた道だからやめた方が良いという方もいらしたのですが、
大丈夫という意見もあったのでこのルートから鶴林寺を目指しました。
距離は短いのです。という事は傾斜がキツイという事だと心して臨みました。
勝浦川の橋を渡ったところから道標が大きく出ていたので安心して進みました。
参道を登り始めると直ぐに整備中の大きな道に出ました。
その先に地図に出ていた観音菩薩さまの姿が見えます。
ついつい歩き遍路の悪い癖のようなもので細道をそのまま進みました。
観音菩薩さまのところまで何か違う感じがしつつも進むと手すりでその先に行けない事を知りました。
戻るにも足元が怖かったので、ムリムリその手すりを乗り越えて進みました。。。
大きな道に出たら少し左に登り進めば正式な遍路道に進めます。

遍路道には黄色い札に「あと1000m」など細かいピッチで印されていました。
最初は元気をもらえたのですが、なかなか前に進めてない現実に落ち込み始めました。。
それでも歩き遍路道から見えてきた仁王門の姿はとても素敵でこの道を選んで良かったと思いました。
仁王門の仁王様を見ようと覗き込むとそこには仁王鶴さまが?!
ちゃんと阿鶴と吽鶴でした♡
仁王門をくぐると優しく本堂のある境内へと導かれる感じです。
本堂はさらに階段を登ります。本堂の前に鶴の像があり、境内を見守っています。
階段の左側に大師堂があり、その隣に納経所があります。
丁寧にお参りし、太龍寺を目指します。

清々しい朝、空が映りこむ坂本川


春の景色が映りこむ坂本川


勝浦川から鶴林寺の方向を臨みます。


橋を渡って右へ(宿のさかもと、別格3番方向から)大きく案内板もあります♪


分かれ道は左へ(案内板有り♪)


歩き遍路の登山口が見えてきました!


たくさん案内板♪黄色い札に1800mとあります!


一旦整備中の道に出ました。感覚としてはその先に見える細い道?へ進みたくなりますが、
大きな道を左へ少し登り進んでください。私は間違えました。。。目の前い見えた細い道は管理用でした。


観音菩薩さま♪整備中の道の上に確認できます。


結構登った気がしたけどあと1000m!!


気持ちの良い遍路道


さかもと側の遍路道からアプローチするとこのように仁王門が見えてきます♪


仁王鶴が守る仁王門


阿の鶴


吽の鶴


本堂


大師堂(下手側に納経所)


1巡目ブログ ほぼ歩き遍路 20番札所⑥
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歩き遍路 別格3番札所 ⑧ 2019 通れてよかった穴禅定♪♪

2019年10月16日 | お遍路好き(発心・徳島)
別格3番札所 慈眼寺

道のりが長いと出来事も増える訳で・・長文です。最後に写真があります♪

昨日までの晴天とは一転、朝から雨の一日が始まりました。
いくら自称晴れ女のわたしでも長く旅をすれば雨の日もあるわけで。。
ちゃんと雨用のポンチョも持参してきました♪
雨の多いハワイ島ヒロで100円程度で購入したポンチョがここで役に立つとは!
さすがに大きな人もいるハワイのポンチョだけにリュックもすっぽり覆うことが出来ました。

楽しみにしていた別格3番に向けて進みます。
今日宿泊予定の「ふれあいの里さかもと」がその途中にあるので荷物を置かせてもらい、
身軽になってさらに約8km先の別格3番に向けて進む予定です。
宿までは約17kmの道のりです。地図の印象ではほとんど平地です。
そう思えば雨も辛くないかな?宿からお寺までは山道なので雨が止むと良いなと思いながら歩き始めました。
1kmも歩いていない地点で赤い方向指示板が道を遮ってきました。
見ると「真念歩きへんろ道」とあります。

真念?!

今回のお遍路で意識しはじめた名前です!
これは通らないと♪

県道のお遍路道は車通りも多かったのでホッとしました。
矢印に従って進みます。
すると大きな道路工事現場が見えてきました。ここで道を見失います!
道の流れに乗って進むと現場の方に進む感じでした。
そんな訳ないとスマホのマップで場所をチェックすると遍路地図の道からはだいぶ離れていました。
雨も降っている事もあり、通常の遍路道に戻ろうと進み始めると池が見えてきて矢印を見つけることができました。
再び県道に戻り、進むとまた「真念の道」への案内。
進み始めましたが、すぐに迷子状態になってしまったので、結局県道に戻りました。

通常の道に戻り黙々と進みます。
途中、オシャレな外観の柑橘系の果物屋さん、ジビエ料理屋さんがありました。
ジビエ屋さんには「いそいでいかんで」というお遍路さん用の無料休憩所があったようです。
気がつかなかった?!まだオープン前だったかもしれません。。
そして、その先に1巡目の鶴林寺で頂いた「岩屋まんじゅう」のお店がありました!
ここにあったのか!!残念ながら定休日だったようです。。また食べたかったなぁ。
立ち寄れなかったのは残念でしたが楽しい道のりでした(^^)v
次に道の駅が現れます。遍路小屋が道沿いにありました。雨の中を歩き続けたので少し休憩しました。
この休憩所には毛布などがあったので泊まってもOKなのかもしれません。
今日、泊まる予定の「ふれあいの里さかもと」さんはここまでお迎えに来てくれるそうです。
鶴林寺を目指している方は宿をふれあいの里にしてこの道の駅で送迎をしてもらっているようです。
私は別格3番を目指す歩き遍路なのでさらに先へ進みます。
勝浦川という大きな川を渡り、坂本川ぞいを進みます。
雨が降っているので、軒先きが出ているところはその下を通るようにしていると同じように進むおばさまがいらして、
なんとなくストーカーのようになっていました。。
その気配が気になったのかおばさまが振り返ったので挨拶。
しばらく世間話をしながら一緒に進みました。
すると、ご自分用と思われる買ったばかりの飴の袋を開けて手のひらいいっぱいに下さいました。
お礼のお札を渡すと、「ちゃんと飾っておきますね」と喜んで受け取ってくださいました。

お札ってそれほど価値のあるものなのだと実感。

ちょっと恐縮しました。
おばさまの目的地に到着したようでした。
そこには不動明王がいらっしゃいました。信心深いおばさまとの出会いでした。

お別れしてさらに川沿いを進みます。
予定より遅れています。。。穴禅定を体験するのであれば15時前には到着しなければなりません。
ギリギリ!!急がなくてはと前のめりに進んでいると軽トラックが止まりました。
「どこまで行くの?」と窓を開けておじさんが話しかけてきました。
「ふれあいの里さかもとさんです。そのあと別格3番を目指しています。」と伝えると、送ってくれるとの事。
「いや。。雨でびしょびしょなので。。」と断りました。
これまた送ってもらっては。。歩き遍路としては。。。。
「いいから乗りなさい」とおじさん。
びしょびしょのままトラックへ。「すみません。」

おじさんはここ数日で鶴林寺や別格まで送った話をしてくれました。
そのお札も見せてくださいました。お札を集めるている様子。
私から出る水蒸気で車のガラスが曇ってしまったりかなり申し訳ない状況でさかもとさんまで送っていただきました。
さらに、別格まで送ってくださると言われたのですが、おかげさまで予定の時間にさかもとさんに辿り着いたので
お礼のお札を渡してお別れしました。
おじさんとしては慈眼寺まで送りたかったようだったので少し申し訳なかったかな??

さかもとさんで荷物を預かってもらって、慈眼寺までの分かりやすいマップをもらいました。
さらにここから山道8kmなのに、このマップを見ているとすぐに近くに感じてしまいました。。。
まだ時間に余裕があるからお茶でもとお茶を出していただき、ついのんびり。
マップをよく見るとここから90分とありました!まずい!思ったよりギリギリ!!
慌てて出発です!

雨は上がっていました!
天候によっては穴禅定は体験できないかもしれないのですが、可能性を信じて向かいます。
遍路道も細くスリリングな場所もありました。
一人しか通れない崖っぷちの道で戻ってこられたらしいお遍路さんと譲り合ってすれ違います。

「あれ?南無大師遍照金剛のリュックカバーの人だよね?」とお遍路さん

?!

それは井戸寺でリュックカバーを褒めてくれた番外札所をお遍路している方でした!
この時はリュックを背負ってはいなかったので、よく分かったなと感心しました。
私はすぐには分からなかった。。縁があるなぁ出会いは大切にしないとですね♪

途中、12番札所からの遍路道で聞いた「フンガフンガブヒブヒ」という声。。
明らかに警戒しているようでした。
やはり春ともなれば色々な動物が動き出しているのだ実感!足早にその場を過ぎます。
途中、大岩など見所もある遍路道を過ぎてアスファルトの道に出ました。
霧もだいぶ濃くなって見えにくい中をガツガツと進みます!
霧の中に駐車場が見えてきました。お参りを終えたバスツアーの人で賑わっています。
やっと到着!15時前!ギリギリセーフ!!
本来はお参りしてからだと思いますが、一応受付をしておこうと納経所へ。。。
すると・・タイミングが悪かったようで微妙な感じでした。
たった今、団体さんが行ったばかりで、今いる案内の先達さんは先ほど団体さんを案内して戻って来たばかり。

完全に迷惑な客状態。。
しかしながら、受付時間内で歩き遍路らしい事からか??対応していただけることに。
「まずはあの行場の体験場を通って来てください」といわれます。
穴禅定は約25cmの隙間を通り抜けていく必要があるのです。
この体験を通り抜けないと受け付けてもらえない訳です。
その為に多少ダイエットもしてみました(^^;)結果は出ませんでしたが・・
とりあえず通り抜けられました(^^)v
実際、同じ感覚の場所がありました!

「一応、通り抜けられました。」と報告

穴禅定は狭いので余計な荷物は持っていけません!
本堂横のロッカーを案内され、修行用の白衣を渡されます。
ズボン等が汚れたくない方はズボンも用意されています。
そして、私は髪をお団子にまとめていたのですが、それも引っ掛かる可能性があるので下ろして束ねるように言われました。
先達さんの皆さんもその為に髪を長くしないようにしているそうです。

先達さんが「早く行きますよ!」と私を呼びます。
「お金は??」と私が聞くと、
「払って!ここを上がってきてね」と言われ先に行かれました。

金額は一人は3000円
二人は二人で3000円
三人は三人で3000円
それ以上は一人1000円×人数 といった具合です。

穴禅定の場所はここから約10分とのこと、
穴禅定の入口の観音様の門までは白線と矢印があるのでそれに沿って進みます。
その先は一本道をひたすら登ります。けっこうキツカッタ!!
辿り着くと先達さんが待ち構えてきました!

さて!いよいよ穴禅定へ!!
そこからさらに上で岩を登って行く感じです。
入り口で一本の蝋燭を渡されます。その灯りだけで進みます。
顔の向きが足の動き、手の延ばし方!一挙手一投足、すべて言われた通りにしないと本当に通れません。
油断すると見透かされたように注意され、引っ掛かります。。
頭の体操!といった感じです。先達さんの言葉を繰り返し唱えながら進みます。
これ、団体さんと一緒だったら嵌ってたかもしれないと思うほど複雑でした。
年に何回かは嵌って抜けられなくなる方も居るらしいですし、ちょっとゾッとする逸話?もあります。
先に入った団体さんに追いつきました。
やはり、団体さんの最後の方は伝わらないのかいい加減になっているようで、
後ろから私の先達さんの檄が飛びます。

先達さん。。。ちょっと怖いというかキツイ感じがしたけど、
毎日こんなに言う事聞かない人たちと一緒にいたら怖くもなっちゃいますよね。
私もその一人でした。。すみません。
途中、大きな空間があります。ホッと一息。
封じ込めた龍や様々な仏様の鍾乳石も見ることが出来ます。
幕のようになっている鍾乳石もあってお堂さながらです。
ここで蝋燭1本につき一つのお願いが出来ます。
私は3つのお願いをしました。
先達さんが蝋燭に火を灯してお願いを唱えてくださいます。
そして一緒に般若心境を唱えます!心をこめて♪
帰りはまた細い場所を言われた通りに動いて通り抜け、
最後に奈良の大仏様にある柱の鼻の穴を通るように抜け出します。

なんだか色々な悪い憑物がとれた気分で清々しい気持ちでした。
そんな心と同じように霧も晴れて景色を臨むことが出来ました。
帰りは団体さんと一緒です。
大師さまの像が立っている場所からの景色はとても素敵でした。
団体の皆様を連れていたお坊さんが景色を見ながら
「徳島はほんとうに山が多いですねー。」としみじみ
どこからいらしたお坊様かは分かりませんでしたが印象に残る言葉でした。
そう、今日も山だけど、明日は鶴林寺と太龍寺の2つの山登りが待っています。

帰り道、下っていくとこんなに登って来たのだと驚きました。
霧で先が見えなかったからガンガン登れたのかもと思いました。
宿の方からは分かれ道を覚えておくためにも振り返って写真を撮っていってねと言われたのですが、
さかもとさんの案内板に助けられスムーズに戻ることが出来ました。
あの「フンガフンガブヒブヒ」ポイントではまたブヒブヒ言われました。主かな??

なにか心軽く宿に向かい到着するとそこにはもう会えないかなと思っていた
7番札所の宿坊から一緒だったK田さんがフロントに立っていました!

「K田さん!!」と思わず声を掛けてしました♪

夕食ではその後の聞きたかったことなどを聞いたり楽しい時間を過ごしました。
K田さん夫妻は明日、穴禅定に行ってみるようです。
会えて嬉しかった!
K田さんも19番札所からの道のりで真念の道に入り、道路工事現場で迷ったとのこと。
この後にもありましたが、新しい道が作られている場所は迷いやすいです。

私の部屋は図書室でした。
教室2つ分のお部屋に独り・・広すぎでどこで寝ようか迷うほどでした。
お部屋はとてもきれいにリニューアルされていて、学校であること忘れる感じです。
ベランダから見える校庭とトイレでは学校を感じました。

別格1番に続き、またもや乗せて頂いた車。
歩き遍路の方の中では歩きたいのでと断る方もいらっしゃるようです。
自分の考え方としては、どちらも乗せて頂いたことでお寺に間に合った訳です。

お大師様が「間に合わないから乗っていきな~」と言ってくれていると思う事しました。

雨の日スタイル♪


真念の道へ


真念の道はこんな道


池の方へ進み、右方向へ


寄りたかったジビエ屋さん


ここにあったのか!岩屋まんじゅう


ここから慈眼寺への遍路道に入ります


なかなかスリリング


道の整備をありがとうございます♪


迷わないようにロープで道標


大岩ポイント(行き)


大岩ポイント(帰り)


本堂(右)と大師堂(左)


行場の体験場


まずはここを通り抜けられるか?!


白線に案内されて穴禅定へ


穴禅定への参道


穴禅定はこの上


穴禅定の入り口


出てきました


穴禅定前境内の様子


お大師様(トップ写真)が見ている景色


雨に濡れた桜も美しかった


ふれあいの里さかもと♪元学校です!


学校と言えば二宮金次郎!


お部屋は図書室でした♪


さかもとさんで頂いた案内図


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歩き遍路 19番札所 2巡目 ⑦ 2019 独りじゃなかった♪

2019年10月09日 | お遍路好き(発心・徳島)
19番札所 立江寺

頂いた錦札をしっかりしまい、出発です。
私有地に入る事に躊躇して通る事を諦めた遍路道を今回は通ってみようと思っていました。
前回は特に案内標識はなかったのですが、今回は分かりやすい道標が建っていました!
敷地に踏み込むとお仕事中の土地の方々と目が合いました。
会釈をして通らせていただきました。
竹林もあり気持ちの良い道でした。
分かりにくい分かれ道には先ほどの詳しい道標が最後まで建っていて迷うことはありませんでした。
前回はきっとなかったと思うので、無理に通っていたら迷ったかもしれないと思う分かれ道がいくつかありました。

道標に従って進むと見覚えのある花火工場の道まで進む事が出来ました。
ここまで、ほとんど記憶のない道で前回とはだいぶ違う道でした。
花火工場の一帯を過ぎると最後に立江寺へ行くのに渡る川が見えてきます。
もう少し!
1巡目で目があって挨拶したお家の前を通りましたが、今回はいらっしゃいませんでした。
やはり、一期一会なのだと実感!
その先にほとんどの人が宿泊予定と話していた「鮒の里」がありました。
確か、O倉さんも宿泊すると話していたけど、居るのかな?
もっと先に行かれたかな??
赤い欄干の橋が見えてきました!もう少し♪

このお寺には「肉付鐘の緒」という痛々しいお京さんの逸話の鐘とその髪が納められています。
簡単に言うと、旦那さんのいる身のお京さんが浮気をして旦那さんを殺して浮気相手とお遍路しつつ逃げ回り、
たどり着いたこのお寺で拝むとお京さんの髪が鐘に巻きついて皮膚もろとも取られ、
懺悔したお京さんの命だけは助かった。というもの。。
お堂に納められていてそれを見ることが出来るのですが、今回も見る勇気はありませんでした。。

本堂と大師堂をお参りして納経所へ!
そんなお寺にこの日泊まります!!

このお寺の宿坊は500人は泊まれる大きな宿坊です。
多分、余裕で予約は入れられるとは思ったのですが、他の日の予約と同じ頃に予約の電話を入れました。

予約は入れられました。。ただ。。。問題が。。。。

「春はお遍路さんも多いので大丈夫だと思うのだけど、今のところあなたお一人の予約なの」と受付の方。
「夜は性質上、誰も居なくなって独りになってしまう可能性もあるのだけど大丈夫かしら??」と受付の方。

正直・・大丈夫じゃない。

「わ、、分かりました。一人じゃない事を祈ります。。」と私。

さて、納経所で宿泊の予約を入れたことを伝えました。
お部屋を案内してくださる方が現れ、食事の場所や洗濯の場所。お堂へのルートを案内してくださり、お部屋へ。
昨日は大人数だったので大浴場だったそうなのですが、今回は部屋の並びにある家庭サイズのお風呂場を案内されました。

「電話の時に一人かもしれないと言われたのですが。。他にも宿泊の方はいらっしゃいますか?」と聞くと
まだ着いていないけど、もう一組いらっしゃるとのこと!
危うく一人だった可能性があったのだと知りました。
まだ到着していないのが引っかかりましたが、一安心です。
電話で一人でも大丈夫と聞かれたので不安だったことを話すと、
以前、本当に一人だった若い女性が大丈夫と言っていたのだけど、夜中に居なくなってしまったそうなのです。
一人で怖くなって出て行ったのとのこと。他にも当日一人と聞いてキャンセルになってしまった人もいるのだそう。

少し、部屋で休憩です。境内の見える部屋でした。
廊下を挟んで反対側には50畳はあるのではないかと思う大部屋が並んでいます。
お部屋にはお接待で瓦煎餅、パンフレット、経本があり、この教本を持ってお勤めに向かいます。
この教本はいただけるとのこと。
お勤めのお堂に向かうと私しかいません!
まだ到着されていない様子。。。まさか、独り?!
すると、到着されたらしくお母さんと息子さんらしきお二人が遅れて入ってこられました。

よかった。

お勤めの後の夕食でご一緒させていただきました。
八丁味噌で有名な岡崎からいらしたとのこと。車でのお遍路で途中事故の為に到着が遅れたのだそうです。
お母様が徳島の出身で親孝行の旅だったようです。
以前に岡崎には旅行で何度か足を運んでいたので味噌田楽が美味しかった話などをさせていただきました。

食事の後に洗濯をしたのですが、すでにお寺の明かりは落とされていて非常灯の明かりの中を進みました。
洗濯機は大浴場横にあって、部屋とは真反対の場所でした。
この長い距離を乾燥機の時間が読めないので何度も往復。
お寺は怖くはなかったですが、本当にあのご家族がいなかったらこの宿坊に一人だったのかもと想像を巡らせると怖くなりました。

お寺はそんなに怖く感じないんですよね。学校をリノベーションした宿泊所の方がなんとなく怖い(^^;)
明日は学校をリノベーションした宿だった!!

右手奥の私有地を通らせていただきます


私有地に入るとその先に遍路道の案内が見えてきました


気になっていたお宿でしたがパンフレットは入っていませんでした


気持ちの良い竹林の遍路道


この遍路道にもお地蔵様がいらっしゃいました


要注意!右に降りて行きます♪


なんだか崖を抑えているように見えました!見えませんか??


大師のおむつを納めた塚との逸話がある弘法大師おむつき堂(釈迦庵)古い仏足石があります。


道標がいっぱい!助かります♪


ここからはアスファルトの道


花火工場地帯も桜に彩られていました


ほとんどの人が宿泊予定にされてた「鮒の里」


橋の向こうに立江寺


仁王門


本堂


大師堂


境内の様子


宿坊で頂いた経本


お部屋から境内を臨めました




一巡目ブログ ほぼ歩き遍路 19番札所⑤
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