別格2番札所
童学寺
植村旅館の手前の道を右に入ると歩き遍路道です。少しショートカットできます。
さらに田畑の案山子が遍路道を彩っています。本当に人がいるのかと思うほどです!!
気持ちが和み元気が出ました。しばらく進むと次は清水が滲み出ていて足もとが悪い場所を通ります。
とうとう出くわしてしまいました。。。マムシかと思われます!!!
清水で濡れている場所で、カエルの声がそこかしこからしていました。
カエルを撮りたいと思いカメラを出してカエルを探しいた瞬間です!
足元に長い紐のようなものが通りました!
え?!
よく見ると自慢げにカエルを咥えて通るヘビでした。。。
後々考えれば、あのカエルが居なかったら私が噛まれていたかもしれない(><)
そんな話を後々会った人に話すと「お大師さまが身代わりになってくれたのかもねー」と言われました。
確かに。。結構ショックだったのですが感謝の気持ちに変わりました。
カエルの居る場所は特にマムシに注意かもしれません!!
ショックを受けながら弱肉強食、捕食者と被食者の関係、生と死。。。
ぐるぐると考えながら歩き進むと色々な人のブログで見かけた人一人分の幅の沈下橋が見えてきました。
ここにあったんだ!!気になっていた沈下橋♪自撮りをしてみたり、楽しみました♪
気持ちの良い道、楽しい道はここまで、ここからは車通りのある大きな道を歩き続けます。
川を挟んで2つの遍路コースがあり、途中にもっと大きい整備された道の方へ渡る橋が何度かありました。
別格2番を次の日にするのであれば渡ってしまっても良かったのですが、まだ迷っていたので北側の古い県道20号を歩き続けました。
別格1番で出会ったI川さんからもギリギリまで古い道の方が車通りも少ないので良いと聞いていた事もあります。
整備された道は、樹木も少なく日影が少ないのです。歩いているから暑いのか、日陰がないから暑いのか。。。
どんどん体力を奪われます。
すると、湧き水が出るのか、車で乗りつけてペットボトルで作業している女性を見かけました。
「こんにちは、暑いですね〜」と私。
「大変だね〜。今日は25度以上になっているとニュースで言っていたよ!」とおばさま。
え〜〜まだ春先なのに!これもこの日の誤算。。
知ってしまうとさらに体力を奪われていく感じになりヘトヘトになりました。
しばらく進むと親水エリアらしい公衆トイレもある休憩所があり、自販機が!今日二回目の自販機です!!
甘いものが飲みたくなりました。
元気になってしまった私は、この時点で15時、納経所が閉まるまでには2時間はあると
この先の別格2番への分かれ道で別格2番への道を選んでしまいました。。。
これも誤算。
道が登り坂になり始め、初めてのトンネル通過です。
しかも長い!しかも登り坂!!これも誤算!もう少し平らな道を進めると思っていました。
しだれ桜とレンギョウ並木があったのが救いでした。
トンネルを出ると、登った以上に下り坂。。
この道をまた戻ることになるので、帰りはまた登るのかと微妙な気持ちになります。
I川さんはショートカットの道は無いと言っていたけど、どなたかのブログにあったショートカットの道に行ってみました。
これも誤算。。
本当に行けませんでした!
お寺の方に聞くと昔は通れたようですが、住宅ができて通り抜けられなくなったそうです。
また戻り、坂を下り切ります、、『急がば回れ』でした。
貯水池の堰を渡ってたどり着いた童学寺はとても広いお寺でした。
山門はなんとなく顔に見えて可愛い感じでした。
空海が7歳から15歳までこの寺で書道や密教などを学び、『いろは歌』を創作したと伝わるお寺で、いろは大師の像などもあります。
そして、四国88ケ所、西国三十三観音のお砂踏み道場の舟形石仏がずらっと並び圧巻でした。
納経所はプレハブで、この時は何も知らず改築中なのかな?と思ったのですが、平成29年に火災があったようでした。
ご本尊などは無事だったようです。
納経所横の駐車場かな?と思った広い場所が本堂だったようです。
納経を済ませて、荷物の整理をしていると水場があることに気が付きました。
ご本尊は薬師如来。薬師如来のお寺にはこういった霊水があるようです。
時間も遅くなっていましたが、頂いてみることに。
飲めば緒病はことごとく治癒し、硯にたくわえ書道の修練に用いたならば誰でも筆達者になれる等の言い伝えがあるようです。
そうこうしているうちに16時半を過ぎてしまいました。
知らせていた到着時間には間に合わないので、宿には連絡を入れなくてはいけません。
どのくらい遅くなるかグーグルで検索すると19時近くになると出てしまいました!
自分の予想では18時ぐらいには到着できる距離と思っていたのですが、とんでもありませんでした。
K盛さんから最悪お迎えに来てくれるという話を聞いていたこともあり、
どこかに迎えに来てもらおうかな。。などと思い電話しました。
時間を読み間違えて到着が19時ぐらいになってしまうと伝えると。
「分かりました~お気をつけて。」というお返事。19時はセーフなのかな??
「宿までの来かたは分かりますか?」と聞かれたので、
「なんとなくは分かります。」と伝えました。
すると、細かく行き方を説明してくださったのですが、私の土地勘が無さ過ぎて、
行けば分かるだろうと思った橋がどの橋か分からず、自己流でとにかく19時までに到着すれば大丈夫と思って進みました。
最後の大きな橋を通り過ぎた時にここで渡った方が良いかな?と思ったのでが、少し進みます。
すると、犬の散歩に出てきた女性に出会ったので尋ねてみると、どちらから行っても同じぐらい。
こっちの方が楽かもしれとそのまま進むことをアドバイスしてもらいました。
確かに車通りも少なくて良かったのですが、逆に暗くなるとそれが怖かったりします。。。
どうにか、最後の橋にたどり着き渡りました。沈下橋でした。
多分この橋を進めるとは思えないから、さっきの大きな橋で渡ってと言っていたのだと思いました。
渡った先にはセブンイレブンが!
爪の先が靴に当たっ痛くなっていました。これは爪が剥がれるパターンだったのでコンビニで絆創膏とお水を購入。
もうすっかり暗くなっていたので、コンビニで逢った女性や道で会う人が感心してくれつつも心配してくれて
「13番札所はもうすぐだから」と声掛けしてくださいました。
丁度19時に到着!セーフかな??
食堂で食事中の皆さんが温かく迎え入れて下さいました。
皆さん心配してくださっていた様でした。
宿のオーナーも心配して迎えに来てくださっていたそうです。
橋を間違えたせいで行き違いになってしまったようです。。。
ごめんなさい。心配をかけて。。
本当に大反省です!
前にも、旅行中に予定に無かったところへ足を延ばした結果大失敗したのに、また同じ様なことをしてしまった。。。
もっとゆとりをもって計画するか、予定以外の場所にはいかない、無理はしない。
これを守らなければいけないと肝に銘じました。
反省したはずなのにまたやらかしてしまった。。
植村旅館の手前を右に曲がります。
畑に人が居ると思ったら
案山子さんでした!リアル!!
どこへ行っても枝垂れ桜が見事と思ったら、推進している方がいらっしゃるらしいです。
お判りになるだろうか。。。。マムシと思われます。
歩行者専用沈下橋が見えてきました。
人ひとり分の幅です
川をはさんで一段高い場所に見えるのが新しい側の県道です。
ピンクと黄色。桜とレンギョウが美しかった(別格2番札所へのトンネル手前)
はじめてのトンネル。登りきったところで下ります。
近道の左折ポイントでしたが
住宅が建って抜けられなくなっていました。
可愛い感じがする山門が見えてきました。
いろは大師
本堂
大師堂
お砂踏み道場の舟形石仏がずらっと並び圧巻でした
霊水がありました。左側が開けていたので元本堂があった場所だと思います。
お水を頂けます
徳島市に入りました。薄暗くなってきた。。。
宿手前の沈下橋を渡りました。もうけっこう暗い。。。
19時に到着しました。真っ暗です。。。皆様ご心配をおかけしました。