時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

安倍晋三は日本人を取り戻してはくれなかった

2015-01-26 22:28:05 | 軍拡
湯川氏が殺害されたという。

テロには屈さないと大見えを切っていた矢先のことだった。
結局、安倍は日本人を守るつもりなどなかったんじゃないかと思う。


これを受けて早速、映像の信ぴょう性を取り上げ、
「声明が送られる前に殺されていた」と、
どのみち結果は同じ論を述べる右翼がちらほらと出現している。



ISIS「72時間以内に金を用意しろ」

安倍「強い憤りを覚える。ただちに解放せよ」

ISIS「ああ、そう」(湯川氏殺害)

右翼「最初から殺されていたのだ(キリッ)」



……彼らは日本人を何だと思っているのだろうか?


私はジャパニーズだろうとコリアンだろうとアメリカンだろうと
不当な理由で差別や殺害されることを非道く忌み嫌う。


湯川氏は典型的な極右だったようで、田母神と繋がりがあり、
過去には慰安婦などの大日本帝国の戦争犯罪を否定する発言もしていたらしい。


だが、このような形で殺害されることを良しとは私は思わない。


保守速報などのネトウヨサイトを見ると、
湯川氏の冥福を祈るコメントも散見される一方で、
そのほとんどが同氏の死すらネタにして韓国や共産党をバッシングするものだった。


人質の映像をコラージュにしてしまう無神経な人間が出現し、
これは海外メディアにも取り上げられたのだが、
同様の姿勢が湯川氏の殺害に関しても見受けられた。


彼らにとっては政治信条を同じとする正真正銘の仲間だったはずだ。
なぜ、こうまでも他人事なのだろうか。



結局、湯川氏のような末端の人間が切り捨てられ、彼を焚きつけた
田母神や菅のようなお偉いさんは自国で悠々と飯を食っている
わけである。


そして、本来なら、この暴挙に対して憤りを露わにするべきネトウヨも
これといって悲しみや怒りを示すこともなかった


(ハッキリ言って、彼らの韓国や中国、共産党や民主党に対する
 憎悪に満ちたコメントと比べれば、湯川氏の死への発言など、
 遠い親せきの死程度のものでしかない)


こういう現状に対して、「お前ら冷たすぎるぞ」と仲間割れを始める気配もなく、
大多数は安倍&自民党のフォローに徹する。湯川氏は日本人ではなかったのだろうか?