16日の全国規模の安保法案反対デモ運動は海外にも注目されたようだ。
16日、日本全国で自衛隊の全権を拡大する安保関連法案に反対する抗議市民運動が行なわれた。
抗議行動の組織者らによれば、霞ヶ関の国会議事堂前には1万人を越す市民が集まり、
「戦争反対」、「憲法9条を触るな」などと書かれたプラカードを手に抗議の声を上げた。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/japan/20150916/906784.html#ixzz3lundn86N
NHKのニュース7で議事堂前の様子が中継されていたが、
その間、何度も繰り返し説明されていたのが安倍首相の言い分。
いわく、日米同盟の強化が抑止になる、
いわく、法案が可決された何年か後には評価されるようになる、
いわく、南シナ海で中国の脅威が云々等、政府の言い分を何度も語るキャスター。
頼んでもいないのに安倍首相の言い分は
スーパーマーケットの店内BGMのごとくリピートされる一方で、
反対者の言い分は一切紹介されなかった。
ただ、議事堂前の様子を映していただけ。
「絶対反対」とか「戦争反対」とかそういう声は聞こえるが、
彼らが法案のどこに問題があると考えているのかについて全く伝わってこない報道だ。
ニュースステーションでは、議事堂前で行われた憲法学者のスピーチや
元自衛官のデモ参加者へのインタビューなど、彼らの考えがわかるような内容にしていた。
NHKとは対極的な報道内容である。
池上氏の基準にあてはめれば、
反対派の様子もきちんと映してくれるNHKの報道は中立的なものだとみなせよう。
しかし、この前の記事に書いたが、中立だからといってそれが正しい報道になるとは限らず、
また、得てして賛成のために反対意見を載せてしまうものだ。
ニュースステーションは間違いなく偏向報道だったが、
これは質的にNHKの中立報道の何倍も出来が良かった。
後者は権力層の監視というジャーナリストの責務を放棄しているからだ。
ニュースステーションも万能の番組ではないが(特に国際ニュースに関しては)、
少なくとも安保法案のニュースに関しては十分内容のあるものを提供していると思う。
16日、日本全国で自衛隊の全権を拡大する安保関連法案に反対する抗議市民運動が行なわれた。
抗議行動の組織者らによれば、霞ヶ関の国会議事堂前には1万人を越す市民が集まり、
「戦争反対」、「憲法9条を触るな」などと書かれたプラカードを手に抗議の声を上げた。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/japan/20150916/906784.html#ixzz3lundn86N
NHKのニュース7で議事堂前の様子が中継されていたが、
その間、何度も繰り返し説明されていたのが安倍首相の言い分。
いわく、日米同盟の強化が抑止になる、
いわく、法案が可決された何年か後には評価されるようになる、
いわく、南シナ海で中国の脅威が云々等、政府の言い分を何度も語るキャスター。
頼んでもいないのに安倍首相の言い分は
スーパーマーケットの店内BGMのごとくリピートされる一方で、
反対者の言い分は一切紹介されなかった。
ただ、議事堂前の様子を映していただけ。
「絶対反対」とか「戦争反対」とかそういう声は聞こえるが、
彼らが法案のどこに問題があると考えているのかについて全く伝わってこない報道だ。
ニュースステーションでは、議事堂前で行われた憲法学者のスピーチや
元自衛官のデモ参加者へのインタビューなど、彼らの考えがわかるような内容にしていた。
NHKとは対極的な報道内容である。
池上氏の基準にあてはめれば、
反対派の様子もきちんと映してくれるNHKの報道は中立的なものだとみなせよう。
しかし、この前の記事に書いたが、中立だからといってそれが正しい報道になるとは限らず、
また、得てして賛成のために反対意見を載せてしまうものだ。
ニュースステーションは間違いなく偏向報道だったが、
これは質的にNHKの中立報道の何倍も出来が良かった。
後者は権力層の監視というジャーナリストの責務を放棄しているからだ。
ニュースステーションも万能の番組ではないが(特に国際ニュースに関しては)、
少なくとも安保法案のニュースに関しては十分内容のあるものを提供していると思う。