一見、北朝鮮問題は、北朝鮮と国際社会(笑)との対立であるかのように見えるが、
実際には、6カ国協議の東側(朝・露・中)と西側(米韓日)との対立であり、
北朝鮮の脅威を口実に中国やロシアの防衛圏内にアメリカの軍事施設を敷設する動きでもある。
それゆえに、よく見てみると北朝鮮の人工衛星打ち上げをネタにして、
中国やロシアを包囲しようとする動きが現在、展開されていることに気がつく。
さて、北朝鮮の人工衛星打ち上げを巡る動きだが、
米韓日、いずれの国も鼻息が荒いものの、特に韓国が最も攻撃的な姿勢を見せている。
何人かのセヌリ党(韓国与党)の議員は、自国の核武装や金正恩の暗殺を主張し始めた。
南北の友好の象徴だった開城(ケソン)経済開発地域も一方的に閉鎖、
アメリカも韓国に攻撃型原子力潜水艦や対地空ミサイルを配備、一気に要塞化が進んだ。
そればかりでなく「北朝鮮のテロ」を口実に反テロ関連法を可決しようとしている。
これは、実際には国内の左翼の運動を取り締まるためのものであり、
フランス同様、テロの脅威に対抗するとの名目で国内の社会運動を監視するものである。
韓国と同じくアメリカの手下に成り下がっている奴隷国家Jでさえ、この手の法律はまだない。
(まぁ、日本の場合、既存の法や組織で十分監視が出来ているからであるわけだが)
この反テロ関連法については別の記事で詳しく書くとして、
最近の韓国は中国やロシアに対しても悪態をついていて、顰蹙を買っている。
特にロシアに対しては、まだ正確なことがわかっていない時期から
北朝鮮を裏から操る悪の権化であるかのように怒り狂っていた。
以下の記事は、その件に対するロシアの熱いお叱りを報じたものである。
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ロシアのロゴジン副首相は、
ロシアが北朝鮮にミサイル製造技術を供与したとする韓国の非難について、
「ナンセンス」だと指摘し、ロシアはミサイル製造技術の不拡散体制を堅持していると強調した。
聯合ニュースは、韓国の情報機関の情報として、
ミサイルの複数の部品はロシアから導入した可能性があると報じた。
なお韓国はいかなる証拠も提示していない。
ロシア人専門家のウラジーミル・エフセエフ氏は、
韓国は以前も同じような根拠のない非難を行ったことがあると述べ、次のように語っている。
「北朝鮮が2012年に打ち上げたロケット『銀河3号』の1段目を
韓国軍が水中から引き上げたとき、専門家たちはこれを非常に綿密に調査した。
分析は、ロケットの1段目から発見された装置の多くが、
欧州諸国でつくられたものであることを示した。
そのため北朝鮮が何らかのロシアのロケット技術を使用したとして
ロシアを非難する前に、『銀河3号』の製造に参加したことが明らかとなった
企業のことを究明してもよいのではないだろうか。その他にも『銀河3号』の1段目を製造する際、
溶接が非常に雑だった。これは1段目が北朝鮮で製造されてことを物語っている。」
さらにエフセエフ氏は、北朝鮮のミサイル製造にロシアが参加したという根拠のない主張は、
今後も続けられる恐れがあるとの見方を示し、次のように語っている。
「北朝鮮が兵器級プルトニウムの製造に取り組んでいたとき、
北朝鮮はロシア製のものと似た重水炉タイプではなく、
英国で使用されている『マグノックス炉』タイプの黒鉛減速ガス冷却炉を使用した。
北朝鮮がこの黒鉛炉を真似し、その後完成させたと考えられるあらゆる根拠がある。
そのため、ロシアが北朝鮮に何らかの技術を供与したとして非難する根拠は一切ない。
その技術とはどのようなものなのか、
そしてそれがどこから北朝鮮に入ってきたのかを究明する必要がある。
私個人としては、『銀河3号』は北朝鮮が製造した打ち上げロケットであり、
その原型はソ連あるいはロシアの打ち上げロケットだというのは事実ではないと確信している。
また『銀河3号』では液体燃料が使用されているという事実も、
ロシアがミサイル技術を北朝鮮に供与していると主張する根拠にはなっていない。」
エフセーエフ氏は、北朝鮮に対して新たな制裁を発動する前に、
以前発動された対北朝鮮制裁に違反した西側諸国を明らかにする必要があるとの考えを表している。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/opinion/20160210/1584350.html#ixzz40ifTVCyz
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また、いつもの韓国の情報機関発祥のデマである。
韓国は1年ほど前に国内の原子力発電所のコンピュータがハッキングされた時も
証拠がないのに北朝鮮の仕業だと言って騒いでいた。そういう性分なんだろうか?
北朝鮮への強い制裁に反対する中国に対しても韓国は非難の声を挙げているが、
よくよく考えれば、これは日本のマスメディアと全く同じ反応である。
例えば朝日新聞は、核実験の直後こそ、「今回は中国も憤りを覚えている!」と
中国でさえ怒っているぞといきまいていたが、その後、非難の決議には応じるが、
制裁には協力しないことがわかってくると今度は中国の姿勢を非難するようになった。
こういう動きは全てアメリカの了解済みであることは、言うまでもないが、
さすがに北の荒熊に喧嘩を売ったのは不味かった。
現在、ロシアは韓国に防衛ミサイルが配置されることに非難の声を挙げている。
韓国はあくまで北朝鮮が対象でロシアをけん制するものではないと言い張っているが、
今回の韓国の動きは、このような発言をますます胡散臭いものにさせてしまったのではないだろうか?
実際には、6カ国協議の東側(朝・露・中)と西側(米韓日)との対立であり、
北朝鮮の脅威を口実に中国やロシアの防衛圏内にアメリカの軍事施設を敷設する動きでもある。
それゆえに、よく見てみると北朝鮮の人工衛星打ち上げをネタにして、
中国やロシアを包囲しようとする動きが現在、展開されていることに気がつく。
さて、北朝鮮の人工衛星打ち上げを巡る動きだが、
米韓日、いずれの国も鼻息が荒いものの、特に韓国が最も攻撃的な姿勢を見せている。
何人かのセヌリ党(韓国与党)の議員は、自国の核武装や金正恩の暗殺を主張し始めた。
南北の友好の象徴だった開城(ケソン)経済開発地域も一方的に閉鎖、
アメリカも韓国に攻撃型原子力潜水艦や対地空ミサイルを配備、一気に要塞化が進んだ。
そればかりでなく「北朝鮮のテロ」を口実に反テロ関連法を可決しようとしている。
これは、実際には国内の左翼の運動を取り締まるためのものであり、
フランス同様、テロの脅威に対抗するとの名目で国内の社会運動を監視するものである。
韓国と同じくアメリカの手下に成り下がっている奴隷国家Jでさえ、この手の法律はまだない。
(まぁ、日本の場合、既存の法や組織で十分監視が出来ているからであるわけだが)
この反テロ関連法については別の記事で詳しく書くとして、
最近の韓国は中国やロシアに対しても悪態をついていて、顰蹙を買っている。
特にロシアに対しては、まだ正確なことがわかっていない時期から
北朝鮮を裏から操る悪の権化であるかのように怒り狂っていた。
以下の記事は、その件に対するロシアの熱いお叱りを報じたものである。
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ロシアのロゴジン副首相は、
ロシアが北朝鮮にミサイル製造技術を供与したとする韓国の非難について、
「ナンセンス」だと指摘し、ロシアはミサイル製造技術の不拡散体制を堅持していると強調した。
聯合ニュースは、韓国の情報機関の情報として、
ミサイルの複数の部品はロシアから導入した可能性があると報じた。
なお韓国はいかなる証拠も提示していない。
ロシア人専門家のウラジーミル・エフセエフ氏は、
韓国は以前も同じような根拠のない非難を行ったことがあると述べ、次のように語っている。
「北朝鮮が2012年に打ち上げたロケット『銀河3号』の1段目を
韓国軍が水中から引き上げたとき、専門家たちはこれを非常に綿密に調査した。
分析は、ロケットの1段目から発見された装置の多くが、
欧州諸国でつくられたものであることを示した。
そのため北朝鮮が何らかのロシアのロケット技術を使用したとして
ロシアを非難する前に、『銀河3号』の製造に参加したことが明らかとなった
企業のことを究明してもよいのではないだろうか。その他にも『銀河3号』の1段目を製造する際、
溶接が非常に雑だった。これは1段目が北朝鮮で製造されてことを物語っている。」
さらにエフセエフ氏は、北朝鮮のミサイル製造にロシアが参加したという根拠のない主張は、
今後も続けられる恐れがあるとの見方を示し、次のように語っている。
「北朝鮮が兵器級プルトニウムの製造に取り組んでいたとき、
北朝鮮はロシア製のものと似た重水炉タイプではなく、
英国で使用されている『マグノックス炉』タイプの黒鉛減速ガス冷却炉を使用した。
北朝鮮がこの黒鉛炉を真似し、その後完成させたと考えられるあらゆる根拠がある。
そのため、ロシアが北朝鮮に何らかの技術を供与したとして非難する根拠は一切ない。
その技術とはどのようなものなのか、
そしてそれがどこから北朝鮮に入ってきたのかを究明する必要がある。
私個人としては、『銀河3号』は北朝鮮が製造した打ち上げロケットであり、
その原型はソ連あるいはロシアの打ち上げロケットだというのは事実ではないと確信している。
また『銀河3号』では液体燃料が使用されているという事実も、
ロシアがミサイル技術を北朝鮮に供与していると主張する根拠にはなっていない。」
エフセーエフ氏は、北朝鮮に対して新たな制裁を発動する前に、
以前発動された対北朝鮮制裁に違反した西側諸国を明らかにする必要があるとの考えを表している。
続きを読む http://jp.sputniknews.com/opinion/20160210/1584350.html#ixzz40ifTVCyz
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また、いつもの韓国の情報機関発祥のデマである。
韓国は1年ほど前に国内の原子力発電所のコンピュータがハッキングされた時も
証拠がないのに北朝鮮の仕業だと言って騒いでいた。そういう性分なんだろうか?
北朝鮮への強い制裁に反対する中国に対しても韓国は非難の声を挙げているが、
よくよく考えれば、これは日本のマスメディアと全く同じ反応である。
例えば朝日新聞は、核実験の直後こそ、「今回は中国も憤りを覚えている!」と
中国でさえ怒っているぞといきまいていたが、その後、非難の決議には応じるが、
制裁には協力しないことがわかってくると今度は中国の姿勢を非難するようになった。
こういう動きは全てアメリカの了解済みであることは、言うまでもないが、
さすがに北の荒熊に喧嘩を売ったのは不味かった。
現在、ロシアは韓国に防衛ミサイルが配置されることに非難の声を挙げている。
韓国はあくまで北朝鮮が対象でロシアをけん制するものではないと言い張っているが、
今回の韓国の動きは、このような発言をますます胡散臭いものにさせてしまったのではないだろうか?