以上の雑考をまとめると、次のようになる。
①量的緩和は雇用情勢に影響を与えていない。
②非正規社員が正規社員と交代する現象は歯止めがかからず。
③以上の雇用劣化をリフレ派は無視。
④物価上昇が中小企業の経営、家庭の生活に高負担が。
⑤もちろん、リフレ派は上の現実を無視(※)。
※ 特に円安が農業にかける負担が高い中、
農家が円安で助かっていると逆の内容を吹聴する人間も。
こうしてみると、都合の悪いデータを
ことごとくリフレ派が無視していることがわかる。
というより、ほぼ神話だ。
①を無視して、有効求人倍率が上がったのは量的緩和のおかげなのだと妄信し、
労働の質の低下、生活に負担増、中小企業の経営負担増を受け入れよと畳み掛ける。
雇用は増えただろ!失業者をどうする!アベノミクス続行!と脅しをかけている。
だが、何度も言っていることだが、雇用情勢に量的緩和は影響を与えていない。
「アベノミクスのおかげで雇用が増えた」という命題が偽なのに、
それを盾に生活や経営の負担の受忍を要求する。これは実に右翼的な論法だ(※)。
※右翼的……歴史問題が顕著だが、ウソ・デタラメ(日本の戦争は正しかった)を
根拠に被害者に泣き寝入りを強いる態度および言説。
小西一雄氏も指摘するように、彼らは
①景気が悪化したのは消費税のせいだ!②でも雇用は改善された!
という二つの教条を信仰することで現実が見えなくなっている。
ただ、私はそれでも別にいいと思っている。
というのも、右翼が右翼的な行動を取るのは別に不思議ではないからだ。
私がおかしいと思うのは、左翼やリベラルを称する人間が、
きわめて右翼的な発言を進んで行っていることである。
「もし消費税増税がなければ、もともと景気拡大の勢いには
底堅いものがあったと言えます。今後、追加的な財政、
金融の拡大政策がとられることで、来年一年間かけて、
それなりに好況が実感されるところまでいくのではないかと思います。
これは、「楽観」で言っているのではなくて、
改憲に向けた安倍スケジュールが着実に進むことを警告して
言っているのだということを間違えないようにお願いします。」
「それゆえ安易な「アベノミクス失敗」論はやめてほしいし、
そもそも何度も言いますが、「アベノミクス」という言葉を
反対側の陣営が口にするのはやめて下さい。
2016年に好況の熱狂の中で、安倍応援アイドルが
「アベノミクス!アベノミクス!」と叫んで踊り回ったらどうする!」
上の言葉を読む限り、彼はアベノミクスが完全に失敗したと
断言できる日が来るまで、批判をするなと主張しているように受け取れる。
現実には既に低所得者に負担がかかっているのに?
アベノミクスの批判者は労組などの労働者本人たちも含まれる。
彼らの意見を封殺する○が誰の味方なのかは一目瞭然だ。
(ここで重要なのが、どのアベノミクス失敗論が「安易」かそうでないかは
教祖様ご本人の判断次第であるということ。事実上の自粛強要である)
「来年、好況になったとき、それまでアベノミクスを批判していた
連中の信用が失われて改憲への道が開かれるであろう」と警告する教祖様。
しかし、アベノミクス(商的緩和)がいつまで続くかなんて誰にもわからないわけで、
もしかすると2018年まで行われるかもしれない。
とすると、最悪の場合、上記の論法を使えば、
我々が文句を言えるのは、2019年ぐらいまで待たなくてはならなくなる。
それまで待てというのだろうか?
そもそも、去年も一昨年も今年も着実に軍拡は進んでいる。
憲法さえ守ればそれでいいという話でもない。
秘密保護法が成立し、靖国参拝が実現した2013年12月、
アベノミクス大成功キャンペーンを流していたのはどこのどいつだろう?
そこにはリフレ派を中心とした経済学者も含まれていたのではないだろうか?
等々を考えると、もうこれは
左翼のお面を被った右翼だと見てもいいんじゃないだろうか?
私は日本の右傾化は左翼の右傾化だと再三申し上げてきた。
これは、まさにその典型というわけだ。
○hihan
①量的緩和は雇用情勢に影響を与えていない。
②非正規社員が正規社員と交代する現象は歯止めがかからず。
③以上の雇用劣化をリフレ派は無視。
④物価上昇が中小企業の経営、家庭の生活に高負担が。
⑤もちろん、リフレ派は上の現実を無視(※)。
※ 特に円安が農業にかける負担が高い中、
農家が円安で助かっていると逆の内容を吹聴する人間も。
こうしてみると、都合の悪いデータを
ことごとくリフレ派が無視していることがわかる。
というより、ほぼ神話だ。
①を無視して、有効求人倍率が上がったのは量的緩和のおかげなのだと妄信し、
労働の質の低下、生活に負担増、中小企業の経営負担増を受け入れよと畳み掛ける。
雇用は増えただろ!失業者をどうする!アベノミクス続行!と脅しをかけている。
だが、何度も言っていることだが、雇用情勢に量的緩和は影響を与えていない。
「アベノミクスのおかげで雇用が増えた」という命題が偽なのに、
それを盾に生活や経営の負担の受忍を要求する。これは実に右翼的な論法だ(※)。
※右翼的……歴史問題が顕著だが、ウソ・デタラメ(日本の戦争は正しかった)を
根拠に被害者に泣き寝入りを強いる態度および言説。
小西一雄氏も指摘するように、彼らは
①景気が悪化したのは消費税のせいだ!②でも雇用は改善された!
という二つの教条を信仰することで現実が見えなくなっている。
ただ、私はそれでも別にいいと思っている。
というのも、右翼が右翼的な行動を取るのは別に不思議ではないからだ。
私がおかしいと思うのは、左翼やリベラルを称する人間が、
きわめて右翼的な発言を進んで行っていることである。
「もし消費税増税がなければ、もともと景気拡大の勢いには
底堅いものがあったと言えます。今後、追加的な財政、
金融の拡大政策がとられることで、来年一年間かけて、
それなりに好況が実感されるところまでいくのではないかと思います。
これは、「楽観」で言っているのではなくて、
改憲に向けた安倍スケジュールが着実に進むことを警告して
言っているのだということを間違えないようにお願いします。」
「それゆえ安易な「アベノミクス失敗」論はやめてほしいし、
そもそも何度も言いますが、「アベノミクス」という言葉を
反対側の陣営が口にするのはやめて下さい。
2016年に好況の熱狂の中で、安倍応援アイドルが
「アベノミクス!アベノミクス!」と叫んで踊り回ったらどうする!」
上の言葉を読む限り、彼はアベノミクスが完全に失敗したと
断言できる日が来るまで、批判をするなと主張しているように受け取れる。
現実には既に低所得者に負担がかかっているのに?
アベノミクスの批判者は労組などの労働者本人たちも含まれる。
彼らの意見を封殺する○が誰の味方なのかは一目瞭然だ。
(ここで重要なのが、どのアベノミクス失敗論が「安易」かそうでないかは
教祖様ご本人の判断次第であるということ。事実上の自粛強要である)
「来年、好況になったとき、それまでアベノミクスを批判していた
連中の信用が失われて改憲への道が開かれるであろう」と警告する教祖様。
しかし、アベノミクス(商的緩和)がいつまで続くかなんて誰にもわからないわけで、
もしかすると2018年まで行われるかもしれない。
とすると、最悪の場合、上記の論法を使えば、
我々が文句を言えるのは、2019年ぐらいまで待たなくてはならなくなる。
それまで待てというのだろうか?
そもそも、去年も一昨年も今年も着実に軍拡は進んでいる。
憲法さえ守ればそれでいいという話でもない。
秘密保護法が成立し、靖国参拝が実現した2013年12月、
アベノミクス大成功キャンペーンを流していたのはどこのどいつだろう?
そこにはリフレ派を中心とした経済学者も含まれていたのではないだろうか?
等々を考えると、もうこれは
左翼のお面を被った右翼だと見てもいいんじゃないだろうか?
私は日本の右傾化は左翼の右傾化だと再三申し上げてきた。
これは、まさにその典型というわけだ。
○hihan