遠足 ☆
一日一度も顔を洗わない ・・・ そういう人は珍しい。
道元さんが 中国に修行行って以来
洗面と楊枝( ようじ )ということが ・・・ 社会習慣になってしまいました。
そして 毎日一回は 鏡でわが顔を眺めます。
・・・ そんな習慣を 文明人は身につけてしまいました。
しかし 毎日一回 三里のツボをもんでみる
という人には めったにお目にかかりません。
「 三里って 何 」 ・・・ と問う人もいます。
たいていは 「 そんな非科学的な 」 という顔で笑います。
足の裏には
湧泉 ( ゆうせん ) という大事なところがあって
と述べても ・・・
いっときの冗談のように受け取られます。
顔を鏡に映すことはあっても
足の指をしげしげと眺めることは少ない。
水虫か ウオノメでもできないかぎり ・・・
足は 社会的意識の闇の中に ・・・ 沈んでいます。