近隣 ・・・ 元集団避難所の中庭
あれこれしゃべってみても
だまりこくって何も言わなくても ・・・
どうやって言ったらよいのだろう ・・・
杜甫のきれいな詩の一句に
「 長(とこ)しえに憶(おも)う江南三月の裏(うち)、鷓鴣(しゃこ)啼く処百花香(かんば)し 」 というのがある。
・・・ わしは、春がくると、しゃこが鳴き、花が咲き乱れる揚子江の南の江南の、春三月ころを長い間、想っているよ ・・・ ぐらいに訳すのだろうか。
つまり ・・・ 世の中は無事で、なにごとも変わっていない。理屈や妄想を捨てて、この自然のまま、あるがままの姿と一体になることさ ・・・
しゃべっても
しゃべらなっくても
はじめからわかっているならば
それはそれで ・・・ いいではないか。
それだけわかっているならば 何をしてもよい。
しゃべりたいときには しゃべり
しゃべりたくないときには しゃべらない。
・・・ ただ それでよいのだ。
言葉にとらわれることはない。
沈黙にとらわれることもない。
・・・ 非言非黙。