負けてらんにぇ ! みんなでなんとかすっぺ !!

南相馬市から新潟県三条市へ集団避難→同市内の雇用促進宅に→2015.2~同市内の戸建に転居 妻と二人暮らし。

老いることは素晴らしい 3

2016-07-19 21:04:29 | 原発震災避難者


遠足(小さな小さな島へ)



尊敬される老人になるにも

・・・ ただではなれません。



年をとったから

人間的に完成しているかというと

・・・ それはちがう。


七十になっても

八十になっても

欠けたところ

足りないところを

人は いっぱい持っています。


わたし自身がそうですから

これは 確信を持って言えます。



「 七十にして

心の欲するところに従えども

・・・ 矩(のり)を越えず 」


人として完成していくのが

・・・ 老いの時代です。







老いることは素晴らしい 2

2016-07-19 17:01:34 | 原発震災避難者


遠足(小さな小さな島へ)



老人という言葉の意味も

「 年をとった人 」だけではない。

・・・ 長老。


つまり

人びとを教え導く人でもあります。

すぐれた

・・・ 尊敬すべき人物のことです。



ですから 電車にも

特別席が用意されているのでしょうね。


その特別席に

若者がふんぞり返っているなどは

・・・ もってのほか。



「 ひかえおろう! 」

と水戸黄門の助さんのように

老いのインロウを振りかざして

叱りつけなければいけません。


「 こちらをどなたと心得る。

尊敬すべき

・・・ ご老人にあらせられるぞ 」


ヨボヨボでかわいそうだから

席を譲るのではありません。


かわいそうというのは

敬老とは違います。


長い年月を生き抜いてきた

経験豊かなエラい人が乗ってこられた。

そのエラい人を立たせておいて

未熟な自分が座っていては申し訳ない。


だから 席を譲る

いや お譲りする

というのが ・・・ 本当の敬老です。


急ブレーキで倒れ

骨でも折られたら困りますしね。


お年寄りの骨折は

なかなか治らないので

治すほうも

・・・ 骨が折れるのです。







老いることは素晴らしい 1

2016-07-19 12:59:30 | 原発震災避難者


遠足(小さな小さな島へ)



「 努力ですって。バカらしい。

この年になって

まだ努力をするのですか 」


それは そうです。

努力せずに 老いよう

努力せずに 死のうなんて

ちょっとばかり ・・・ 虫がよすぎる。



この“老”という字には

ふたつの意味があるようです。


ひとつは

年をとるということ。

老化 老衰という意味です。


もうひとつは

「 経験を積んだ 」

「 すぐれた 」

「 尊敬すべき 」

「 身分が高い 」

という意味。



江戸時代には

政治の責任者を

大老とか老中と呼んだが

これは 二番目の意味のほうで

「 尊敬すべき 」

「 身分が高い 」

ということです。


老眼といえば

老化で視力が衰えた眼のことだ

と思っていましたが ・・・

経験を積んだ素晴らしい眼識(がんしき)のことも

老眼と呼ぶそうです。







年代もの 8

2016-07-19 08:33:52 | 原発震災避難者


遠足(クラゲ水族館)



いまの若い人たちは

古いということだけでは

尊敬なんかしやしません。


消費社会の中で

新しいものにすっかり心を奪われ

「 使い捨て 」が便利でいいよ

と思っています。


自分だって じき古くなることを忘れ

親でも ・・・ 使い捨てにしかねません。


そういう若者に

古いものの価値を教えるのが

・・・ 年寄りの役目。



「 古いものはいいのだ 」

「 年代ものは尊いのだ 」


それには やっぱり

自分を磨き

光沢を出す

・・・ 努力が必要ですね。