老いることは素晴らしい 3 2016-07-19 21:04:29 | 原発震災避難者 遠足(小さな小さな島へ) 尊敬される老人になるにも ・・・ ただではなれません。 年をとったから 人間的に完成しているかというと ・・・ それはちがう。 七十になっても 八十になっても 欠けたところ 足りないところを 人は いっぱい持っています。 わたし自身がそうですから これは 確信を持って言えます。 「 七十にして 心の欲するところに従えども ・・・ 矩(のり)を越えず 」 人として完成していくのが ・・・ 老いの時代です。
老いることは素晴らしい 2 2016-07-19 17:01:34 | 原発震災避難者 遠足(小さな小さな島へ) 老人という言葉の意味も 「 年をとった人 」だけではない。 ・・・ 長老。 つまり 人びとを教え導く人でもあります。 すぐれた ・・・ 尊敬すべき人物のことです。 ですから 電車にも 特別席が用意されているのでしょうね。 その特別席に 若者がふんぞり返っているなどは ・・・ もってのほか。 「 ひかえおろう! 」 と水戸黄門の助さんのように 老いのインロウを振りかざして 叱りつけなければいけません。 「 こちらをどなたと心得る。 尊敬すべき ・・・ ご老人にあらせられるぞ 」 ヨボヨボでかわいそうだから 席を譲るのではありません。 かわいそうというのは 敬老とは違います。 長い年月を生き抜いてきた 経験豊かなエラい人が乗ってこられた。 そのエラい人を立たせておいて 未熟な自分が座っていては申し訳ない。 だから 席を譲る いや お譲りする というのが ・・・ 本当の敬老です。 急ブレーキで倒れ 骨でも折られたら困りますしね。 お年寄りの骨折は なかなか治らないので 治すほうも ・・・ 骨が折れるのです。
老いることは素晴らしい 1 2016-07-19 12:59:30 | 原発震災避難者 遠足(小さな小さな島へ) 「 努力ですって。バカらしい。 この年になって まだ努力をするのですか 」 それは そうです。 努力せずに 老いよう 努力せずに 死のうなんて ちょっとばかり ・・・ 虫がよすぎる。 この“老”という字には ふたつの意味があるようです。 ひとつは 年をとるということ。 老化 老衰という意味です。 もうひとつは 「 経験を積んだ 」 「 すぐれた 」 「 尊敬すべき 」 「 身分が高い 」 という意味。 江戸時代には 政治の責任者を 大老とか老中と呼んだが これは 二番目の意味のほうで 「 尊敬すべき 」 「 身分が高い 」 ということです。 老眼といえば 老化で視力が衰えた眼のことだ と思っていましたが ・・・ 経験を積んだ素晴らしい眼識(がんしき)のことも 老眼と呼ぶそうです。
年代もの 8 2016-07-19 08:33:52 | 原発震災避難者 遠足(クラゲ水族館) いまの若い人たちは 古いということだけでは 尊敬なんかしやしません。 消費社会の中で 新しいものにすっかり心を奪われ 「 使い捨て 」が便利でいいよ と思っています。 自分だって じき古くなることを忘れ 親でも ・・・ 使い捨てにしかねません。 そういう若者に 古いものの価値を教えるのが ・・・ 年寄りの役目。 「 古いものはいいのだ 」 「 年代ものは尊いのだ 」 それには やっぱり 自分を磨き 光沢を出す ・・・ 努力が必要ですね。