GLASSY ROAD
夕暮れを濡らすように
1時間前から降り出した雨…
通りの人影が行く当ても無く追いたてられて行く
左ハンドルの向うには
もうすぐ海が見える頃
水平線の高さまで窓を下ろしてみたけれど…
GLASSY ROAD
潮の香りは透明に近くて
いつしか懐かしさも薄れてゆくまま…
雨はまだ止みそうになかった
すれ違う車の波が
銀色のラインを乱して過ぎる
遥かに漂う闇はどこまでも果てしなく広がる
想い出を葬ったあの日も
こんな寂しそうな雨の日だった
人を恨んではいけないと自分を恨んでいるうちに…
GRASSY ROAD
本当の私は雨に濡れた海
ガラスに映る私はシネマフィルムの映像
やっと今そのわけがわかった
歌詞&イラスト。
昔、アマチュアバンドで某ライブハウスで演奏した曲。