もう彼是4ヶ月、経つだろうか。
彼(新顔の野良猫)が現れたのは7月頃だったと思う。
まさかここで面倒を見ることになるとは思っていなかったし、
彼を居座らせるつもりはなかったのでその時の写真はない。
敢えて撮らなかった。ブログの記事にもしないつもりだった。
そんな分けで、その時の写真はない。再現は後の写真を少し加工した。
それがこれ↓
ある日どこかから数人の小学生たちに付いて来て、
なぜか元の場所に戻ることなくうちの近所に居座ってしまった彼。
お腹が空いていたのか人恋しさからか、
食べられない物を猫の目の前にチラつかす子供達に、
鳴きながら媚びるように纏わり付いていた。
「わー、こいつ着いて来る!逃げろー!」
そんな言葉を吐き捨てて、あろうことかその子達は、
彼をうちの前に置き去りにしてどこかへ行ってしまった。
初めて見た彼は酷い姿だった。
鼻水をたらし、咳をし、[骨と皮]と言っていいほど痩せていた。
骨格が大きかったので余計に痩せて見えた。
が、兎に角元の場所に帰ることを願い、私はエサをやらなかった。
けれど誰かが、凡そ猫が食べそうにない弁当の残り物をやっていて、
彼はそれで食い繋ぎ、近くの公衆便所で寝泊りし、
便器の中に溜まった水を飲んで過ごし、結局近所に居座った。
↓目はまるでゾンビのようだ。お世辞でもカワイイとは言えない…
彼は日に日に痩せこけていった。
私とご近所さんはそんな彼があまりに不憫で、
見るに見かねてエサをやることにした。
「野良猫に何の罪もない。この子達だって生きる命にかわりない。
人間の身勝手で辛い死に方をするのはかわいそう。」
いつも野良猫の世話をする、そのご近所さんの言葉だ。
彼はやっとまともなエサにありついたとばかりにキャットフードに貪りついた。
彼はとても人懐っこく、全く人を警戒することがなかった。
ところが食欲とは裏腹になぜか彼は更に痩せていった。
ヨボヨボとしか表現できないほどみすぼらしくなり衰弱が著しかった。
この頃から彼の呼び名は[あのネコ]から[よぼ]になった。
最初は身体に似合わない可愛らしい声を張って鳴いていたが、
あれほどあった食欲が落ちると同時に鳴く声もか細くなっていった。
あばら骨は浮き出て、最早歩くのもやっとという風だった。
彼に何が起こっているんだ?
食べたエサが消化されていないのか?
私は原因を知りたかったし、何とかしてやりたいと思った。
撮った写真もいっぱいあるし、ちょっと長くなりそうなので、
続きは明日。待っててね。
そうそう、明日はどうぞ夕食を済ませてからおいで下さいませ。
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