皆さん、思う人との連絡はとれましたか?
3月11日(金)の大地震と大津波の被害は日を追うごとに、
その凄まじさを物語る光景を目の前に次々と突きつけてきます。
【東北地方太平洋沖地震】
2011年3月11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生。
津波、火災などにより広範囲で甚大な被害。また12日午後、福島第1原発で爆発があり、
第1原発と第2原発周辺には避難指示が出ている。(yahoo!天気情報より引用)
被災地となった東北方面にはichiiの大切な人達もたくさんおり、
地震の起きたその日以来全く連絡がとれず、不安な毎日を送っておりました。
この3日間はただただ無事であることを願い、テレビ報道を注視していました。
そして昨日(午前中)にようやく最愛の人達の安否確認ができ、
一先ずほっと胸を撫で下ろしたところです。
あの日、3月11日金曜日午後2時30分頃…
3月11日午後、ゆらりとした眩暈のような感覚に襲われすぐには地震を認識できず、
「まさか?!」と言う思いとともに阪神淡路大震災が頭を過ったichiiは、
すぐさまテレビを点け、自分も簡単な避難グッズを準備する傍らで、
その情報と状況の流れを見守っていました。
震源地や、マグニチュードの大きさに驚き、
東北の実家や友人の安否がとても気になりましたが、
すぐに電話したい思いを堪え、15分後実家にメールを送ると、
「大丈夫」とデコメの明るい返信がかえってきましたが、それっきり通じませんでした。
その間ichiiは停電や電話混線を想像しながら、東北実家方面に、
停電に左右されないネット環境を持っている施設や個人がいることを願い、
状況を伝えているホームページやブログがないか細かい地名などを入れて検索。
その後起きた大津波の被害(まるで戦争関連番組に見る空襲跡)に愕然としました。
固定電話の混線や不通は仕方ないとしても、携帯電話の不通は、
深刻な倒壊などの被災によるものでなく電池切れであろうことを願いました。
とにかく不安を払拭するに値する情報がないか捜しました。
そして何件かの地域の実情を伝えるブログやツブヤキを目にし、
自分の大切な人達の地域のライフラインの状況や避難状況がわかりました。
3日目の朝に実際に確認する以前に、9割方無事であることを確認しました。
テレビの情報では全く分からない、ネットの情報と力につくづく有難さを実感しました。
この時、テレビの情報は建物が大揺れする場面や津波が起こる場面を、
ただいたずらにとも思えるほど繰り返し流すばかりで、被災者状況は勿論重要ですが、
被災地にありながら比較的安全に非難できたであろう避難者情報が全くわからない。
距離と時間をまたいで不必要に何倍も人々を不安にしているであろうことを実感。
一部テレビで安否確認の伝言を読み上げる局もありましたが、
いつ何時放送されているかも分からず確認のタイミングを掴むのは難しくて、
それ専用に局を作ってもいいのではないかと思いました。(テロップのスクロールでもいいと)
地域の避難所の情報が兎に角少なく、避難場所間のネットワークが全くない為に、
被災した人々が情報を得るのにその足で避難場所を一つ一つ回り、
秩序なく無数に張られた張り紙を一つ一つ時間をかけて見なければならないという
非常にアナログな状況にもどかしさを感じるばかりです。
悲痛と疲労に打ちひしがれた姿が痛ましくてなりませんでした。
自家発電やバッテリーで、せめて避難所間やそこでの避難者の情報がわからないものか。
不必要な移動や不安を持たずにできるなら、どれほど安心できることか。
そして小さな電池で情報が得られるラジオの重要性も。
各地の安否確認情報が分かるようなラジオ番組体制と、
避難所等でそれらを音声によって流せるような体制もあればいいのではないかと。
散在する避難所の、ピラミッド式ネットワークです。
被災地の状況は救出救助、ライフラインの復旧もまだまだままならず、
マグニチュード7クラスの大きな余震も注意が必要とのことです。
数え切れない大きな余震によって疲労骨折のようになっている倒壊現場、
予断を許されぬ原発の状況、二次被害、三次被害にも注意が必要です。
4日目の今日、海外からも続々と救援隊が到着するようです。
津波に巻き込まれても運よく山の方に流され逃れている生存者がいるかもしれない。
逆に海に押し出されて浮遊物に救われ辛うじて生きながらえているかもしれない。
怪我などの状況下で避難所に辿り着けず救助を待っている人がいるかもしれない。
世界中の協力の下、一人でも多くの生存者が救出されることを諦めず願い、
幸いや奇跡がたくさんあることを祈り、信じたいです。
そして一日も早く被災者が悲しみから救われますように、心から願い祈っています。
そうそう、ichiiは今回の地震で、携帯の無線の充電器
(予備電池、電池式或いはソーラー式) の必要性を実感し準備しました。
携帯のバッテリー充電器です。(そして携帯ラジオ)
先進の家電やIT機器を使いこなす若者にとって、
携帯の予備バッテリーの存在は周知で当然持っている人も多いことと思います。
が、そういうものに疎い親世代や家族にも是非緊急連絡用に常に
携帯することを勧めてほしいです。
繰り返しになりますが、 一人でも多くの生存者がいることを諦めず願い、
幸いや奇跡がたくさんあることを祈り、救われますように。
そして一日も早く被災者の生活が普通に営まれる状況が戻りますように、
心から願い祈っています。