今日は虫、アオスジアゲハさんのことです。
上の写真はアオスジアゲハさんの食草のクスノキです。
葉っぱの葉脈がとても変わっています。
葉っぱは光沢があり固く、ちょっと造花っぽいです。
(秋にはとても美しい紅葉になります。)
これに沢山のアオスジアゲハの卵や幼虫がいたわけですが、
持って帰ったアオスジアゲハの幼虫さん、先日サナギになっていました。
そんなに怖い姿ではないのですが、虫が嫌いな人はごめんなさい。
しかし、これはある種、自然の造形美の神秘です。
サナギは食草のクスノキの葉っぱにそっくりなんですよ。
葉脈がくっきりとして、見事な擬態。
葉っぱに紛れたら見つからないはずですね。
身体が逆さに固定されてたので、
クスノキの葉に合わせてサナギさんの写真を逆さにしてみました。
持ってきた子はなぜかこの状態。↓
お尻は固定されてるかもしれないが、落ちちゃうよ~
背中(お尻?)に渡された細い糸、よくできてます。
このひとつ前の段階がこちら。↓
この中から脱皮して、上の状態のがでてくるんですよね。
とても不思議です。
結局、近くのクスノキから4匹の幼虫を持ち帰ったのですが、2匹しか蛹化ならず。
たった2匹では寂しいので、もう数匹連れて来ようと木を見に行ったのですが、
あんなに沢山いた幼虫が1匹も見当たりませんでした。
数羽の燕が羽化した蝶を追いかけまわしていたので、
多分幼虫は子育て中の燕のエサになってしまったのではないかと思います。
この時季はあちこちの巣で子燕が生まれてるからね。
燕が増えてるのもありますが、変な気象のせいか、
ここ数年夏になってもアオスジアゲハをあまり見かけなくなっていて、
もっと連れて来ておけばよかったと、後悔。
この子たちを連れて来た時は、あっちにもこっちにも卵とチビ幼虫だらけだったのです。
でも、アリや寄生蜂やテントウムシも沢山いて、
何れは大分食べられるのだろうとは思いつつ燕のことは気に留めてなくて。
一番の敵は燕だったかぁ…
さて、また無事に羽化できたら、ご報告いたしますね。
オマケ。蒸し暑い梅雨、ちょびの開きができていました。(笑)
この子は、何を言ってるのかわからないけど、話しかけると会話をするように鳴く子です。
下は手作り爪とぎサークル(バリバリボール)で寛ぐちょびちゃん。
どうぞご覧ください。↓思わずわらっちゃうかも。
20150908 あそんでにゃ~ 2015年9月8日
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