多可町の山と自然

ふるさと多可町(兵庫県)の自然や登山情報をお届けします。千ヶ峰、笠形山、妙見山、大井戸山、竜ヶ岳、三国岳など

奈良井~贄川~本山~洗馬 中山道六十九次ウオーク(13日目)

2019年11月30日 | ウォーク 中山道六十九次
11月25日(月)民宿いかりや町田でおいしい朝食をたっぷりいただいて、8:00出発。奈良井の町並みを抜け、線路を渡り木曽大橋へ。
  

奈良井宿を過ぎてしばらく行くと、川の向こう岸に橋戸の一里塚がある。日本橋からは六十四里目。木曽平沢駅のそばには水辺公園があり、きれいなトイレが整備されていた。
 

平沢は漆器の町、漆器屋さんが並ぶ。平沢の町並みを抜けたところの石段を上がり、諏訪神社にお参り。しばらく旧道を進み、工芸館の併設された「道の駅木曽ならかわ」で休憩。
   

国道19号と旧道を交互に進む。押込の一里塚は東塚が復元されている。日本橋からは六十三里目。ところどころ山道に入ったりする。
 

樹齢千年とも言われる長野県天然記念物の贄川のトチを過ぎるとすぐJRの高架を渡る。
  

贄川宿の商人深澤家の住宅は国重要文化財。贄川宿本陣跡は残っておらず、看板があるのみ。
 

贄川関所は番所が復元されている。本日は残念ながら休館日でした。立派な看板のあるところが贄川駅。
 

西塚が残っている若神子の一里塚は日本橋から六十二里目。


しばらく国道19号を進み、旧道に入ったところに桜沢旧道がある。村人たちが掘削し、通行料をとっていたそう、今はかなり崩れている。すぐそばには石仏石塔群もある。
 

高度感たっぷりの土道を通って降りたところが「是より南木曽路碑」。木曽路の東口で、すぐ近くの桜沢川に架かる桜沢橋が信濃と木曽の境界。
   

日出塩の一里塚は日本橋から六十一里目。一里塚を過ぎるといよいよ本山宿に入る。
 

本山はそば切り発祥の地。本山そばの里で昼食にしたかったけど、今日はお休みだった、残念~。ほどんどは跡地で看板が立つのみ、秋葉神社には石仏石塔群が並ぶ。
 

しばらくトイレがなくて困った。国道19号に出てやっとコンビニを発見。牧野の一里塚は日本橋からちょうど六十里目。間もなく洗馬宿に入る。
  

13:30JR洗馬駅にやっと到着。今日は雨の予報だったけど、雨にあわずにすんだ。
 

車で国道19号に出て、食事処「弁慶」で、肉野菜炒め定食をいただく。トラックの運転手さんが多い食堂らしく、安くてボリュームがあっておいしい。
 

本日の歩行距離は18.1㎞。アップダウンの少ない道で、国道歩きが多かったけど、脇道の土道はおもしろかった。帰りに木曽福島の温泉「二本木の湯」に入って汗を流しました。今回の旅は3日間で下諏訪から福島までを歩きました。塩尻峠、鳥居峠も無事に越えられた!!中山道の旅もいよいよ半分を過ぎ、次回の旅で妻籠宿、馬籠宿を過ぎ、長野県を抜けて岐阜県に入れるかな?雪解けを待って出発したいと思います。
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福島~宮ノ越~藪原~奈良井 中山道六十九次ウオーク(12日目)

2019年11月30日 | ウォーク 中山道六十九次
11月24日(日)明日の天気が悪そう、今日は天気が良さそうなので、木曽福島から逆さに進んで、難所の鳥居峠を越えます。義仲君と巴ちゃんがお出迎え、7:30JR木曽福島駅を出発。
 

福島宿の風情が残る町並みの中を進む。干し柿かあ~、懐かしいな~。
 

高札場跡を過ぎ、坂を登ると天下四関の一つ(他は箱根、新居、碓氷)、福島の関所跡がある。残念ながら資料館は朝早すぎてまだ開いてなかった、福島の町並みが見下ろせる。
    

大きな関所の門をくぐり、国道19号に合流する。途中土道に入ったりしながら進む。
 

手習天神は学問の神様。正沢川を渡る鉄橋は、足下がスッカスカで恐ろしかった。
 

土道を進み旧道に合流する。中山道中間点は江戸と京の中間でどちらへも約266㎞。
 

このあたりは石仏石塔群が多い。明治天皇宮ノ越御膳水碑、ここは名水で明治天皇に茶をたててふるまったという。
 

宮ノ越宿本陣跡は明治十六年に焼失、復元されている。中山道を少し離れ、義仲館に立ち寄った。木曽の英雄、木曽義仲31年の生涯が再現されている。
 

義仲の義父、中原兼遠の娘巴御前は、生涯義仲を守り続けた。この淵にすむ龍神の化身伝説が伝わる名所「巴淵」。
 

国道19号に合流し、お食事処が見つかった。11:30炭火焼き肉、特製ラーメンの「権兵衛」。焼き肉もおいしそうだったけど、今日はぴり辛ネギ味噌ラーメン。あったまっておいしい。このあたりはコンビニはあるものの、食事できるところが少ないので助かった。
 

吉田洞門沿いを抜けて、国道19号を進み、薮原の信号から旧道に入る。藪原宿は元禄八年の大火で全焼した。その教訓から作られた防火高壁跡が残っている。
 

藪原宿を抜け、JR中央線の高架を渡るといよいよ坂道になる。
 

原町清水で水分を補給する。現在も飲み水として利用されている。大モミジがある天降社を過ぎると坂がきつくなってくる。
 

消防署に水分が補給できる、最後の自動販売機がある。鳥居峠への坂道に入る。案内板はきちんと整備されていた。
 

熊除けの鐘が何ヶ所か設置されていた。念のためもちろん鳴らせて山道に入る。
 

九十九折の坂をゼイゼイ言いながら登っていく。案内板はしっかり整備されているので安心。
 

ずいぶん登ってきた、藪原の町並みが見下ろせる。御嶽神社にお参りした、今日は残念ながら御嶽山は雲の中。
 

鳥居峠のトチノキ群は天然記念物。落葉したトチノキはモチモチの木みたい。
 

子宝伝説のある「子産の栃」がある。ちょうど赤ちゃんが入れそうなくらいの大きさの穴があいている。
 

林道からはずれて少し登ったところが鳥居峠(標高1197m)で、標識だけがある。登り始めてから1時間半くらいで峠を越えた。木々が生い茂っているのであまり景色は見えない。
 

鳥居峠からは下り、石畳が残っているところもある。鳥居峠の一里塚跡は日本橋から六十五里目。
 

かわいらしい道祖神さんもお祀りされている。くるみ坂を下ると奈良井の町並みが見えてきた。
 

奈良井宿に入り、最初にあるのは鎮神社。大きな高札場と続く。
 

宿の中には水場がたくさんあった。とてもきれいに管理されている。奈良井宿の町並みはほんとうに見事で、とてもいい雰囲気。
 

奈良井宿にはお土産物屋さんや飲食店もたくさんある。コーヒーを飲んで休憩し、散策しながら宿へ向かう。道祖神さんを過ぎ、16:00本日のお宿「民宿いかりや町田」に到着。
 

入り口は普通の家くらいの幅だけど、なんと言っても長い。ご主人曰く、長さは約50mだそう。部屋からは線路が見える、一番奥の広い部屋。
 

夕食は馬刺しや鯉の煮付け、鍋など。朝食は川魚にコオロギの佃煮!!心のこもった手料理、どれもおいしくいただきました。
 

本日の歩行距離は約22㎞。なんと言っても最後の鳥居峠のアップダウンがきつかった。でもおかげで、お宿の食事もおいしく、ありがたくいただきました。
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下諏訪~塩尻~洗馬 中山道六十九次ウオーク(11日目)

2019年11月30日 | ウォーク 中山道六十九次
11月23日(祝)昨日の夜から名神、中央道を走り、JR洗馬駅へ。洗馬駅6:49発の始発でまずは松本へ、松本で乗り換えて下諏訪駅へ。7:30下諏訪駅出発です。
 

下諏訪の町中を抜けていく。ガイド本に通りに行くと民家の間を抜けていくとろこも、「えー!ここ」って感じ。十四瀬川に架かる小さな木橋を渡る。
 

お庭のきれいな平福寺。境内に日切り地蔵がある。
 

常夜燈と道祖神、御柱で囲まれている男女双体道祖神などがある。
 

明治天皇今井御膳水碑、今井茶屋本陣跡と進んでいくと、目前に塩尻峠方面の小高い山が見えてくる。
 

塩尻峠の坂道に入ってすぐあるのは石船観音。足腰の弱い人に御利益があると言われている。恐ろしく急な階段を登る。境内からは諏訪湖が望め、清水が流れている。
   

石船観音を過ぎると舗装道をひたすら登る。30分くらい登って、足がパンパン、一汗かいたころに塩尻峠到着。展望台からは諏訪湖方面、雪をかぶった北アルプスが望める。富士浅間神社の石祠は松本と諏訪の郡境。
   

塩尻峠から下りに入るとすぐに、皇女和宮が休憩された上条茶屋本陣跡がある。
 

東山の一里塚は南塚が残っている。日本橋からは五十七里目。
 

長井坂をゆるやかに下り、11:30少し早いけど、長野自動車道「みどり湖PA」で山賊焼き定食の昼食。食べ応え十分でおいしかったけど、後々ニンニクくさくて大変だった!!長野道の高架を渡る。
 

塩尻宿に向かう道には道祖神がたくさんある。男女双体道祖神もある。
 

塩尻宿に入った。本陣跡碑や阿禮神社、男女双体道祖神、国重要文化財の堀内家住宅と続く。
   

平出の一里塚は日本橋から五十九里目。
 

中山道を少し離れ、ぶどう畑を抜けると、古墳時代の竪穴式住居を再現した平出遺跡がある、とても大きな公園になっている。
 

洗馬(せば)宿に近づくと肘懸松、善光寺西街道追分の道標がある。
 

14:00JR洗馬駅到着。本日の歩行距離は18.7㎞。少し軽めの行程で進んできました。松本市にあるスーパー銭湯「湯ノ花温泉瑞祥」にゆっくり入って汗を流し、夜は中華料理をがっつり食べて明日に備えました。
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