気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

自分を生かす

2023-05-02 15:26:50 | 日記
今朝夢を見た。
何というかうまく説明出来ないけど、起きている事象は壮大な夢。
生きるか死ぬかの世界で自分を生かす道を見出すみたいな感じの夢だった。
でも起きている出来事は、小さな世界での話。

どこか島みたいな所にグループで見学?に来ていた。
台風が来ていて波が高くなっていたので、そろそろ戻らないとと思っていた。
そうこうしている内に波風が酷くなって皆戻る準備をしているのだけど、その方法が変わっていた。
4人が互いに手を繋いで海を渡ると戻れるみたいな感じで、4人グループを皆探していた。
最初、私は妹?(夢の中では妹がいた)と手を繋いでいた。
なにかその場を離れて戻ったら、妹は他の誰か知らない人と手を組んでいた。
それで今度は友人を探した。
友人も別の誰かと手を繋いでいた。
誰も私の周りには手を繋げる人がいなくて、私は焦っていた。
誰か手を繋げれる人いませんか!?と大きな声で叫んでいたが誰もいなかった。
船を先導する人?年配の男性がアブれている私を見つけて、対処してくれていた。
他にも1〜2人、同じようにアブれている人がいた。
私は鉄板みたいな大きな板を前にして(後ろは何かでサンドイッチで挟むような感じ)隙間を埋めて海の中を移動していた。
高波に飲み込まれないように必死に前の鉄板の上部を掴んでいた。
何とか向こう岸に辿り着く事が出来た。
皆、無事に渡れていた。
妹と目があった。
私の中で手を繋いでくれなかった蟠りが少しばかりあったが、妹の方にも負い目を感じる部分があったみたいで目を伏せていた。
友人は「その場にいなかったしね」とあっけらかんとした感情で、私も「しょうがないよね」という感じで特に拘ってはいなかった。

起きてまず思ったのは、夢の中の妹の負い目を感じた顔だった。
その顔が印象深かった。
夢の中では私の方にも少しばかり拘りがあったが、色々と考えていく内に変わった。
1番の原因は「私がその場を離れた」事で、原因を作ったのは私。
妹も友人も私も、皆生きようと必死で、あの場面で手を繋ぐ相手を探していた。
だから誰のせいでもないんだ。
皆、無事に生きて戻れて良かったね。
そういう風に思って笑えたら良いのだけど、妹の心理状態は複雑だったと思う。
守りたい相手と手を繋がずに、別の誰かと手を繋いでしまった。
そのせいで私が1人でアブれて困っている現実を目の当たりにして心が傷んだかも知れない。
その為に私が荒海に飲み込まれたら、妹は多分後悔するだろう。
だから生きて戻れた事でホッとしたけど、今度は私を見る度に過去の自分の姿が思い出されるのかも知れない。
そんな自分を自分が責めるみたいな感情があるのかな。
それが負い目となって下を向いたあの何とも言えない表情だったのかもと思えた。

妹を笑顔にするのは、私の笑顔ではないよね。
妹自身がその感情を乗り越えて「溶かして」しまう事だよね。
自分を責める自分を抱きしめて溶かしてしまうこと。
心からの笑顔にするのは、自分を笑顔にするしかないと思うんだ。
言いたいことがうまく伝わるだろうか?(笑)

夢の中の妹は、自分の命を守る為に必死だった。
それが自分に出来る唯一の方法だから。
もし私を待って妹が1人で波に飲まれたら、きっと私の方が後悔することになるよ。
だからどんなことを選んでも、今生きてくれててありがとうと言えるんだ。
あなたが選んだ事は、あなたの中では正しいんだよ。
どれも間違いではない。
そして私が選んだ事も、私の中では正しいんだ。
だから「よく頑張って今まで生きてくれたね。ありがとう」と自分自身に言えたら素敵だよね。

夢の中では「4人で手を繋ぐ形」で助かってた。
なぜなんだろうと考えた。
3人ではダメで、4人がそれぞれ手を繋いでた。
四角い形。
あー、もしかして結界なのかな?
東西南北、四方からの難を守る結界?
その形に拘っていて、夢の中ではそれが不思議でもなかった。
その為に必死で手を繋ぐ相手を探していた。
それしか助かる道はないと思い込んでいたんだ。
私はアブれて1人で自分を守っていた。
それで生き延びれてた。

う〜ん。。。
そういう事なのかな?
誰かと手を繋がないと生き延びれないと思い込んでいたけど、実は1人でも生き延びれた。
でも、それは自分でやってみないと解らない事なんだ。
経験して初めて理解できる事。

誰かと手を繋ぐことで自分の身は守れるけど、守りたい相手を守れないというジレンマも起きる。
他人をたくさん救う事はできても、身内を救えないというスーパーマン的な世界?
1人だと「自分の身は自分で守る」という強い意志があれば守れる。
でも自分以外は誰も守れないという事も知っている。
それぞれが皆自分の身を守る事でしか出来ないという考え。
ここからまた視点を広げて行くと、見えてくる景色も変わるのかなと思う。

今日の夢は、何だか壮大な夢だなと思えた。


コメント
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