九州産野菜・果物 大分の石川青果のエーコです!!

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春うららかな昼下がり

2016年04月22日 | 安全安心野菜情報
こんばんは

エーコです。

本日14時ごろ、突然、ピー太郎が逝きました。

昨夜から小屋にも戻りたがらず、私の手のひらに潜り込んでいました。

今朝からは先輩の手のひらで気持ち良さそうに眠っていました。

それが9:30頃、突然嘔吐と下痢をし、慌てて動物病院へ駆けつけ薬を貰いました。

その時の先生のお話では「この鳥は普通は7年くらいが寿命だから、その倍も生きているので治療というより経過を観察するしかない。」と言われました。

その後、少し元気が出て先輩や私の肩に止まったり、少しですが羽ばたいて飛んでみたりしてました。
それでもすぐに私や先輩の手のひらに潜り込んで眠り始めるのです。

それからは鳴く事もなく、何度か起きては私たちの顔を見上げて声鳴き声で鳴く真似をしてみたりするばかり。

13:30を過ぎた頃から急にバタバタとしだし、首をグイッと伸ばし、大きく羽ばたくような動作をした直後、急に動くのを止めました。

目は見開いたままでしたので、逝ったのだと直感的に理解しました。

地震が続き、大雨が続く最中の不意の晴れ間、春うららかな昼下がりにピー太郎は私の手の中で息を引き取りました。

そのことをパソコン作業中の先輩に伝えました。

「ピー太郎が死んだ・・・」

先輩は意味が理解出来ずに笑っていたので

「本当の意味で『死んだ』んです。」

そこでようやく状況を把握した先輩は指で心臓をマッサージしながらボロボロと泣き始めました。

二人とも必死で死んだのを信じない素振りで、先輩はいつまでもマッサージを続けます。


5分後、ようやくどうにもならない事を理解した私たちは祈ることにしました。

ブルーボタンインコの名のとおり、『本当に沢山の幸福を運んでくれた鳥』でした。

そして幸福の青い鳥に相応しい『最高に幸福な最後』を遂げたのだと自分に言い聞かせました。


しばらくは二人とも何度もむせび泣き、その骸を交互に手のひらに乗せてお別れの言葉を言うことしか出来ませんでした。


一頻り泣いた後、死後硬直が溶けると鳥は体が腐り始めるため、私の家の庭に埋葬することにしたのです。

庭にはブルーベリーの木があります。

この木は毎年沢山の実を付けます。

その実を狙ってムクドリやスズメなどの野鳥が沢山集まるのです。

「ここなら寂しくないだろ・・・」

先輩の提案で深く深く土を掘り、ソッと埋めました。

他の動物から死体を掘り返されないように大きめの石を上に乗せ、墓石としました。


15年生きたのだからよくよく考えれば老衰だったのでしょう。

足が不自由になったのも老衰の始まりだったのだと思います。


私も先輩も飛んで来る弾丸を素手で掴むような忙しい日々。

そんな中にあって、大好きな私たちと一緒に最後の時間を過ごし、大好きな柑橘類も美味しそうに食べたのですから大往生と言っても良いかもしれません。


この投稿を書いてる今も涙が溢れて画面が読み取れなくなります。


いくつも偶然が重なり、こんなにも幸福な最後の時間を頂けた事に、誰彼構わず、感謝したいです。

長く退屈な駄文に最後までお付き合い頂き本当にありがとうございます。

ピー太郎 享年15歳、幸せな青い鳥でした。

              合掌
コメント (8)
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ご心配をお掛けしました。

2016年04月22日 | 安全安心野菜情報
こんにちは!

どうやら少し元気を取り戻したピー太郎を見てホッとするエーコです!

動物病院でお薬を貰い、先程飲ませて様子観察中のピー太郎。

今は頭を撫でられて気持ちよさそうに目を閉じて私の手の中で寝ています。

本日はたまたま先輩が応援に来てくれたので午後からは私は片手でパソコン作業。

他の作業は先輩に任せています。

おかげで何とか仕事が進んでいます。


皆さんにはご心配をかけてしまいましたが、こんな調子で徐々に元通りになりつつあります。


まだまだ大変な方々が沢山います。

当店のスプラウトセットも熊本のママさんたちの知るところとなり、メーカーさんのご協力の下これから熊本入りします。



何が求められているかを知る。

そして出来る事を出来る人がする。


まだ始まったばかりの復興ですが、お互いの情報が色んなツールでやりとり出来る現代に感謝したいですね。



コメント (3)
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身近な被災者につき

2016年04月22日 | 安全安心野菜情報
おはようございます!

灯台下暗しなエーコです・・・

まさか我が家に被災者が居たなんて・・・

動物は喋れません。

痛くて鳴けなかったり動けなかったり、「沈黙のサイン」を送ってくれてたのに気がつくのが遅くなってしまいました。

他人の被災の支援も大事ですが、一番は家族ですね。


それと今まで大分市場に事務所を置いていましたが、今回の大地震を受けて山側に事務所を移転することにいたしました。

機能的にはほとんど問題ないので、少しでも津波などの2次被害に会う確率を下げるための措置です。


この4年間、市場のお隣の皆さんにはお世話になったのでとても寂しいです。

ただ、お店の機能が止まってしまってはお得意様はじめ、当店をご愛顧頂いてる皆様にも迷惑が掛かるので苦渋の決断を下しました。

そのため完全に店頭での商品の引渡しは出来なくなります。

すべて自社か宅配業者による配達のみとなります。

大分市内は光吉インターを中心に半径8kmまでは自社にて送料無料にて配達いたしますがそれ以外の地域は業者の有料配達となります。

今回の件で、体の弱ってきた女将さんも他県の親族のもとへ避難することとなり、人手も足りないのでこのような対応になりますこと、ご容赦くださいませ。



「大きな地震がもう一度来たら・・・」

こんな恐怖心も「見えない被災」ですね。


今月は地震もあったために売り上げ的にも厳しいのに、さらなる出費が嵩みます。
他のどのお店も状況は同じだと思います。

どうかゆとりのある方は大分県・熊本県での購買活動で応援してください。

厚かましいお願いです。

でもこれが被災者の本音だと思います。


コメント (2)
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