ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

面馬家の野望/7

2008-12-15 20:18:28 | 逆襲の藤隆
「出木杉殺害事件の事で私が何を知っているのですかな。」
江平正男は捜査に来たクィベック警視に告げた。
「いえ、貴殿が出木杉に資金援助を行っていたので・・。」
江平は
「クィベックさん、確かに出木杉博士のexam systemに資金援助を
行っていました・・・。しかし、殺害には私は関係はないのですが・・。」
そういいながら江平はクィベックの方を見なかった。
「分かりました。」
と、いいながら江平邸を去った。
関東に行ったときのことをクィベックは思い起こしていた。
「あの男、只管口は堅いようだったな。」
さて、舞台はまた福州に戻る。
「遷様、出木杉一族を捜査している日本語圏の刑事が鎌倉に来ていたようです。昨日
江平氏から電話がありました。おそらく彼は、出木杉を殺害した犯人と接触したと
思っている節があったと語っていました。」
仙三郎の答えに遷は黙っていた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする