ブルーシャムロック

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汽車道とイルミネーション

2015-11-02 18:01:07 | 逆襲の藤隆
「ねぇ。もしかしたら、あなたが木之本さん?」
私、マゼンタは一人の女性に話しかけた。
「違います。人違いです。」
女性は、私の質問をはぐらかしていた。
でも、なにか確信に迫ったような表情が気になってしまう。
私の恋人であるバーミリオンはついてくるには後ろから来るようである。
「あのー。何なんですか。」
木之本という女性は言う。
「ふーん。こういう人なんだ・・・。」
私は少し勝ったと思った。
「あのー。私彼をまたしているんです。」
女性は言う。
「またしているのか。まあ仕方がない。私も彼をまたしているんだ。」
と、言う。程なくして木之本さんの彼がやってきた。
彼の後ろから、男女二人も来ている。wデート。まあ私も同じだ。
私の彼のバーミリオンと、他にこの横浜に住んでいる平賀知世さんと東横沿線
に住んでいる蓮次くんのカップルと、瀬戸内からいつも横浜にやってくる年下カップルの
日下部浩一郎くんと柿沼萌美ちゃんのカップルを待せている。
「おーい。マゼンタ。アルクの早い」
バーミリオンが後ろからやってくる。
「ごめーん。そういえば木之本さんと出会ったよ。」
私はひとこという。
「あの子は俺と一緒じゃない方がいい。あの子が他の人らと楽しむことを
俺は望み、お前と一緒にいることがいい。」
と表情が硬くなりながら答えた。
「うん。知世さん達は確か赤レンガの方だよね。」
と言うと
バーミリオンは黙って頷き、
「そうだな。みんなでクリスマスマーケットを楽しもうよ。」
と大きなクリスマスツリーがある洋館の方に歩いて行った。
「その後はランドマークタワーのクリスマスツリーだね。」
と、バーミリオンの腕を組んだ。
おわり
コメント
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