ブルーシャムロック

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日下部浩一郎と水着_03

2020-08-07 05:41:29 | 逆襲の藤隆
水着自由の日。
日下部浩一郎は六尺褌を締めてプールに現れた。萌美が着用していたのは
紫のハイレグ競泳水着だった。
人によってはえっちに見えるが、萌美が着るとかっちりする。
「浩一郎君褌にあっている。最も他の子も六尺褌だけれどもね。」
周りも赤い六尺褌だ。
「うん。お尻が露出しているのが、恥ずかしいけれども。」
浩一郎は多少恥ずかしがった。
今日は苦手な平泳ぎの日だった。
不思議と今日は50m先が見えるように思えた。
平泳ぎが始まった時、自分はすごいスピードで泳いだようにも思えた。
「これってなんだろう。褌の助けがあったのだろうか。すごく早く泳げたよ。」
またその次の褌の日も浩一郎は褌になるのが嬉しかった。
コーチは
「これこそまさに、水着道の水着の力だ
。日下部浩一郎は褌が彼の心にあったんだ。」
と言う。
「萌美ちゃん、泳ぐの楽しいよ。」
浩一郎は言う。彼は泳ぐのが心から楽しかった。
彼にとって六尺褌はこころに似合った水着なのだろう。
「そんなに言うんだったら、私も弾けた水着を着用して来ようかな。」
萌美はそういった。
水着自由の日、萌美が着用して来たのは、90年代のキャンペーンガールか
レースクイーンみたいな水着、
あるいは、バブル時代のハイレグワンピース水着だった。
「この水着は神戸の親戚や、親戚が経営している古着屋さんから流れてきたんだ。
浩一郎君に合わせて
着てみた。」
これを着用していると、萌美は生き生きしている。
スクール水着だと着せられている感じ。ハイレグ競泳水着だと
無理やり競技者にされている感じだけれども、
これだったら、萌美の古風な美人顔に似合っている。
「これから水着自由の日楽しみだな・・。」
浩一郎は泳ぐのが好きになった。
コメント
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