みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
ドイツエコバウ建築ツアー(25)です。
ブルーノ・タウトという名前は、建築関係の勉強をしていなくても聞いたことが
ある人も多いと思います。
芸術関係から建築へ進んだこともあり、特に色の使い方にこだわりと特徴が
あります。日本へも来日しており桂離宮や伊勢神宮などの日本の美に感激したり、
熱海の日向利兵衛別邸でインテリアデザインを行ったことでも知られています。
アンクル・トムの小屋と呼ばれている、70~80年前にベルリンに建てられた
アパート群ですが、完全に褪せてしまった昔の色を再現しようと、
修復作業が進んでいます。
様々な資料や現場に僅かに残った染料から、色の分析を行ってブレンネ設計事務所
がこれを行っています。
当時好まれていた建物の色は白でしたが、ブルーノタウトは、これに反発して
色ペイントを使い、街を健康的なイメージにしたかったようです。
▲グリーン、ブルー、レッド、イエロー、ホワイト、ブラックを使っています。
▲雨の日でしたが、ブルーが綺麗に見えます。植物の緑とも溶け合っていました。
▲テラスハウス、長屋タイプです。どこの国に行っても、落書きは見かけます。
▲同じグリーンでも、それぞれ色を変えています。
▲この人が、ブルーノ・タウト。
右のポスターは、建物の修復中を表しているイラストです。
▲真ん中にいる人がブレンネ設計事務所のスタッフです。案内してもらいました。
他のエコロジー集合住宅にも連れて行って頂けました。
さらに、設計事務所内でスライドで他の仕事などを見せてもらいながら、
代表のブレンネ氏が、わざわざ説明してくれました。
後日これらも簡単にアップします。
建築家 横浜 ミタス一級建築士事務所
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