一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

注文住宅を考えたら「住宅の考え方が180度変わる」住宅勉強会やセミナー、他では聞けない住宅や建築がわかるブログ。

サイディングのシーリング材について

2017年10月16日 11時49分30秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲本日は、外壁サイディング材のシーリング材に
ついてのお勧め情報です。


サイディングのシーリング材については、耐久性の高い変性シリコンを使用しています。

ですが、ここ数年は超高耐久シーリング材が発売され、それに注目していました。

既存の外壁塗装で、サイディング仕上げの場合は、この超高耐久シーリングをお勧めしていました。


通常は、変性シリコンで見積が来るので、ミタス一級建築士事務所のユーザーには
問い合わせがあると、変更のアドバイスしていました。

メーカーの指定まではせずに、工務店の仕入れが安いメーカーで価格を抑えようと
していましたが、使ったことがないと、かなり高額で見積もりが来るのです。
そういった場合も交渉の仕方を教えて、業者によっては前面にでて話をしてきました。

こういう画期的な新商品が出ても、すぐには飛びつきません。
様子を見ながら、メーカーの話を聞いたり、質疑応答しながら検討します。

実際に建材展などで確認や比較をしながら、納得ができたら採用するようにしています。
サンプルも手に入れて確認をしました。


先日からは、サイディング材の打替えシーリング材なら、
オート化学というメーカーの超高耐久シーリング材をハッキリお勧めしています。

しかしながら、メーカー名のオート化学と商品名の「オートイクシード」
まで業者に教えても、見積もりを見るとダメなのです。

メーカー名は同じでも、通常の高耐久シーリング材を選らんで見積りに入っているのです。
それだけ、関心がないというか、知らないということです。

他社の超高耐久シーリングではなく、オート化学をお勧めするのは
単に耐久性だけでなく、弾力性の維持期間がすぐれているからです。

超高耐久シーリングを使うことによって、それまでのシーリング材なら
2回か3回、交換をしないといけないのが、一度で済めば、コストパフォーマンスが
かなり高くなります。

シーリング材は、剥がす手間賃が新規の手間の3倍くらいかかる見積もあるので
打ち替える回数を少なくすると、トータルの節約金額が多くなります。

高耐久シーリングが10年とすると
超高耐久シーリングなら30年くらいというメーカー発表ですから
コストパフォーマンスが良いわけです。
実際には20年でも、安くなります。

手間は同じで材料代のアップだけですが、
ブログで私がいくらアップと公開するのは
いろいろ問題があるでしょうからいたしませんが、

価格差がわかれば誰もが使いたくなる価格差です。
(知らない業者が、高い価格提示しなければ)

新築時でも、サイディング材の場合は、このシーリング材を
最初から使うことをお勧めします。


 

▲一番右の写真のように、シーリング目地が劣化すると
ひび割れや隙間が空いてきます。そこから水が浸入してきます。

侵入しても、正しく防水していればすぐには雨漏れしませんが
この写真はひどい状態ですので、この前に打ち替えしないと
いけません。



▲他メーカーの超高耐久シーリング材と比べても
シーリング材専門メーカーだけあって
弾力性を含めて耐久性が高いと、私は個人的な判断をしました。


……………………………………………………………………………

ご意見があれば、お気軽にどうぞ!

注文住宅 横浜市

横浜市 一級建築士事務所

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする