よりお借りしました。
本日の2018年6月18日 午前8時前に大阪府北部で地震がありました。
震源地に近い場所は、震度6弱となり大きな地震です。
通常、震度5であれば古い旧耐震の木造住宅でも心配はありません。
震度6になってくると、立っていられない状態で
弱いブロック塀が倒れたり、外壁が落ちてくる場合があります。
「震度5と震度6の差は、体感で2倍の揺れ」となっていますので、
阪神大震災や東北大震災で震度5を経験した方は、その差を想像できると思います。
横浜市青葉区は、東北大震災で震度5弱でした。
阪神大震災のように震度7までいくと、
震度6のさらにその2倍の揺れを体感として感じるレベルですから、
旧耐震の建物は、木造だけでなく鉄筋コンクリート造でも壊れてしまいます。
(1981年以前の建物)
現在の新耐震では、その阪神大震災クラスの揺れが来ても建物は崩壊まではしない、
被害を受けても建物が壊れて圧死しない
(2000年以降の建物、1981年~2000年の建物は少し劣ります)
という基準で造られています。
また、建て替えしなくても耐震補強を正しく行えば
そのレベルになるという前提で耐震補強の考え方が確立して考えられていますが
新築とは別の考え方なので、別途しっかり学ばないと
耐震補強の正しい方法は、一級建築士でもわかっていません。
震度5までなら、心配しないで情報を聞いていられるのですが、
震度6になると、通常の被害以外に季節が冬ですと火災なども多くなります。
今回は、季節的に暖房としては使っていないでしょうが、
現在3件の火災と報じられています。
ちなみに、室内に暖房として置く移動式の石油ストーブは、
倒れたら消化する装置が付いていても、大地震のときにはあてになりません。
どうか、それらはお使いにならず、これを機会に今年の冬までに
別の方法の暖房に変更していただきますように。
追加記載
小学校のブロック塀が壊れ小学生が死亡したとの痛ましい事故のニュースが流れ、
画像をみましたが、私が画像を見た限りでは、これは構造的に違反のブロック塀のようにも見えます。
ミタス一級建築士事務所の ホームページのブログ に詳しく記載しましたが
公立の小学校で、この塀が放置されたいたのが信じられませんし、残念です。
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