木造住宅での地盤調査はスウェーデンサウンディング方式、
略してSWS方式という簡易な方法が一般的に採用されています。
このSWS方式は、費用も安くて良いのですが
データーとしての正確性は、曖昧です。
その曖昧なデーターで第三者に地盤保証を付けてもらうには、
保証する側は、疑わしいデーターなら保証を付けたくないわけです。
ボーリング調査をするのが一番良いのですが
費用が掛かるので、木造2階建ての場合はほとんど採用されていません。
これを補う良い方法は、調査個所数を増やすということと、
最近使われるようになってきた、SDS方式というものがあります。
最近のミタス一級建築士事務所が依頼するのは、この地盤調査方法です。
先日行った地盤調査では、
建物が大きいのと特殊な形状と構造をしているので
地盤調査のポイントを通常の約2倍の9箇所、指定しました。
さらに、そのうちの1か所をSDS方式で指定です。
今回、既存建物が鉄筋コンクリート造だったため
その基礎のある部分は深く地盤を堀り下げたのが不安だったのです。
正確には把握するために、今回の建物で重要なポイントを9か所指定しました。
途中、2カ所がうまく調査できなかったので、今回は結局11カ所もの測定となりました。
SDS方式では、土質も考えるので、より正確なデーターが出ます。
これで地盤改良や杭が必要だといわれたら、もちろん従うしかありません。
今回の結果は、地盤はそのままで保証も付けられることになりました。
ひと安心で、多少調査費用を余分に出しても、万全を期した甲斐がありました。
▲▼SDS方式
▲▼SWS方式で10箇所測定
もう少し詳しい本文と、測定カ所すべての写真は、
ミタス一級建築士事務所ホームページの ブログ に載せてあります。
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