一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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住宅の防音について

2007年01月26日 10時23分23秒 | 住宅ノウハウ・実例
おはようございます。清水です。

住宅の防音について、質問がありましたので、簡単にお話しましょう。

方法は、いくつもあります。

現場で防音の工事をするのですが、防音材を入れたり、遮音材を入れるだけでは不完全です。音の周波数を伝える空気の流れを断ち切らないといけません。サッシなどもすべて点検や加算しますが、24時間換気が義務付けられている現在は、空気の流通に合わせて音が漏れますので両立させることは難しくなります。

ピアノの先生の家を防音リフォームしたとき、換気扇は防音専用の換気扇を使用しました。床下からの音の漏れも気をつけなければなりません。
吸音、遮音などの防音材料を使うだけでなく、その工事が丁寧で完全でなければ効果は半減します。

高音の周波数はかなりカットできますが、低音は物体を伝わってきますのでなかなか厳しいです。ピアノの脚にゴムのような防音材を敷くのは、特にこの低音の振動を床に伝えにくくするためです。

寝室などに行う簡易防音であれば、遮音シートなどを利用すれば、簡単に高いコストパフォーマンスを得られるでしょう。とはいえ、正しい工事でなければなりません。

ヤマハの防音ルームを利用する方法もあります。新品は高いので、中古の防音ルームを利用して半額で済ませたこともあります。

現場で工事をする場合と、既成品の防音ルームを設置する場合とでは、一長一短がありますので、よく比較して実施すると良いでしょう。

トラックが通ることで家が揺れるなどという場合は、また全く別の方法で対応しなければなりませんので、念のため。


ミタス一級建築士事務所 清水煬二




▲大工さんが切ろうとしているのが、遮音シートです。




神奈川県横浜市 注文住宅 住宅設計の ミタス 一級建築士事務所のホームページ 
http://www.mitasu.com/


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