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台風対策の住宅用窓シャッター

2020年07月06日 15時25分44秒 | 住宅ノウハウ・実例
▲YKKの耐風シャッターのカタログ


今年も、既に風雨による災害が発生しています。
被害に合われた方々にお見舞い申し上げます。

まだこれから秋まで、何度か台風を含めて暴風雨が来て災害が起こってもおかしくありません。

水害や土砂崩れなどは、避難するしか抜本的な対策が取れませんが、

住宅の窓を守るのに、通常の住宅用のシャッターはアルミ製ということもあり
台風時に物が飛んできた場合、

強度が弱いためシャッターだけでなくガラスも割れてしまう可能性が高く
心理的には良いのですが、現実的には、あまり役に立ちそうにありませんでした。

通常、防犯を兼ねて防犯ガラスのペアガラスを1階には採用しますが、
これも、台風時に飛んでくると、ガラスが飛び散らないだけでガラスは割れます。
ヒビで済むか貫通するかは、飛んできた物の重量や形状、速度によります。

現在、テレビでYKKが耐風シャッターのCM宣伝をしていますね。
YKKが開発したニュースは、以前知っていましたが、

WEBで見たりテレビで観たりで
詳しい内容がわからないので、メーカーの人にカタログをお願いしていました。

頂いたのは、21ページの単体カタログですが一般者向きなので
設計に必要な詳細納まりなどはわからないのですが、

台風時を考えて、従来の1.5倍の強度があり
シャッター部分にアルミではなく鋼板を使ったり
補強したりで強度を上げているのがわかりました。

今後、窓にシャッターを希望される場合は
「耐風シャッター」と希望されるのが良いでしょう。

今、シャッターのない窓にリフォームとしてお付けになることも可能です。

リクシルも同等の性能のシャッターを発売したようです。
ですから、どちらのメーカーでも窓にシャッターを希望される場合は
ハッキリと「耐風シャッター」と希望した方が良いでしょう。

価格は従来の住宅シャッターよりは高くなりますが
大きくは変わりません。

YKKの場合、電動スリットシャッター
(操作によって、少し穴が開いて風を通せるタイプ)は全てアルミ製ですが

通常の電動シャッター、手動シャッターは、シャッター部分が鋼板のようです。
リクシル製品は、未確認のため不明です。

リフォームで窓にシャッターを付ける場合、
YKKは、既存雨戸がある場合や入隅、軒天との兼ね合いなども
対応できるタイプがあり、より汎用性があるようです。


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