鉄板は、機械と車が沈まないように設置したものです。
先日、ソーラー発電に関してブログでコメントしたからだと思いますが
メールで質問を頂きました。
このブログで、お答えしておきます。
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「いつもホームページで勉強させて頂いております。
今回、太陽光発電の設置を考えています。
屋根への設置ということで雨漏りを心配しています。
ブログでは、「ソーラーパネルはあとづけでも可能である。」
ということも書いてありましたが、現在推奨されている方法は
工事さえきちんと行われれば、安全なのでしょうか。
家の屋根はガルバリウムです。
パネルは、4重防水処理垂木固定方式というものです。
基本的には屋根の防水シートをぶち抜いて、
ブチルシート、コーキングされたねじ、
ねじのあたまのところのパッキンで防水するというもののようです。
雨漏りの保証も10年ということのようですが、
経年的変化でそれ以上たって雨漏りする可能性なども考えると
設置していいものかどうか悩んでいます。
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お答えします。
なんという、鋭い質問でしょう!!!
私のホームページを本当にご覧頂いている人ではないか
と思ってしまいました。
結論からいうと、漏水の可能性は、やはりゼロではありません。
工事中の職人の腕や屋根材の下の防水紙の防水性能、
そして運で決まります。
運というのも、冗談ではなく本当のことです。
この質問に記載されている4重防水というのは、
あくまで屋根材より上での工事しかできません。
その外部部分は、かなりの年数、問題ないかもしれませんが
ご指摘のように紫外線による劣化で、その部分が経年変化で
将来、問題が生じることは考えられます。
劣化した場合、外壁よりもやっかいです。
ですが、一番のポイントになるのは
屋根材の下にある防水用のアスファルトルーフィングや
ゴムアスと呼ばれる部分を貫通してしまうことです。
一番大切なのは、この部分で、
これを保護するために屋根材があるとお考え下さい。
ソーラー工事は、新築時であろうと
リフォームでの設置であろうと同じことで
この部分に関しては、何の防水補強も施されていませんし
できないのです。
エアコンスリーブの完成後の穴明けや、
物干し金物の外壁取り付けのためのビス打ちを
私が避けたがるのは、同じ理由です。
しかし、がっかりしないで下さい。
屋根材の防水紙は、近年のものは先述の
アスファルトルーフィングやゴムアスと呼ばれる商品で
ビスや釘が貫通することに対しての防水保持力が
外壁に使われる通称タイベックやアスファルトフェルトより
強いのです。
これがキッチリ機能してくれていれば、問題はありません。
そして野地板だけではなく、すべてが垂木にまで外れることなく
ビス打ちして欲しいのですが、
これが現実には、完全にはできていなくてなかなか難しいのです。
もっと詳しく、いろいろ説明することはあるのですが、
あとひとつだけ、付け加えますと、
ガルバなどの金属屋根の場合、
そのジョイント部分をパネルの架台が押しつぶさないのか?
という懸念です。
これに関しては、ご質問いただいているのと同じメーカーに
私も質問しているところです。
回答があれば、メールで直接お知らせします。
それよりも最終的な結論としては、
ソーラーを希望しているなら、そのことで諦めないで、
基本的には、ゴーすることでしょう。
工事後に、漏水があった場合は
多くは、外部からのコーキングやパッキンの交換だけで
「これで様子を見てください」
というでしょうが、
そのときは、はっきり「ノー」です。
なぜなら、防水紙貫通のパネル設置で漏水するということは
屋根材外部の問題ではなく、
屋根材の下の防水紙に問題が生じてしまったから
漏水が起こったのです。
外部の4重の防水が、たとえ劣化しても、
その内部の防水紙に問題が生じなければ
雨漏れはしません。
その部分の補修や解決をしなくてはならないのです。
明日から、イギリスのロンドンへ
チェルシーフラワーショーを観に行ってきます。
他のガーデニングもいくつか観てきます。
ロイヤルウエディングでおめでたい英国からの
報告を、近いうちにいたします。
持参するIPAD2で、私がブログアップできれば良いのですが…
やってみないと、まだ自信がありません。(^^)ゞ
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ご意見があれば、お気軽にどうぞ!
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