一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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温暖化とドイツエコ住宅

2007年08月21日 18時32分21秒 | 住宅ノウハウ・実例
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。

暑い日が続きますが、アメリカではハリケーンが猛威を振るっています。

昨晩は、地球の温暖化でヨーロッパの氷河が、すっかり溶けている映像をチラッとですが見ました。

安部総理が、2050年のCO2を半減するという目標を以前述べていましたが、全く役に立たない無い目標です。そのために、2010年までにはどうする、2015年までには…という内容でなければ、もはや温暖化に対しては無力でしょう。

一般人がいくら意識を持ってがんばっていても、産業界自体が取り組まないと、数値的にはとても無理な状況に追い込まれています。このことが、こういったことに意識が高いはずのアメリカが京都議定書を無視をしている理由になっています。産業界にダメージを与えることは、国益に反するということがタテマエでしょうが、国益に反する強烈なハリケーンを生みだす原因ともなっている地球温暖化をどう考えているのでしょう。

自国の強烈なハリケーンだけでは済まない世界的な規模の天災の原因となることがわかっていても、先送りにして対策を行わないことが問題です。



日本での住宅への関心では、冬に暖かい家だけでなく、夏に涼しい家という意識をだんだんみなさんもお持ちになってきています。

今年の9月にドイツエコ住宅の見学に行くのも、それらを主にしてヒントを得たいからです。頭の中にはイメージがあり、写真でも確認していますが、実際はどうなのかを確かめると感覚が異なることがあるからです。

「冬に暖かくて、夏に涼しい家」方法はいくつかありますが、「自然光をたくさん浴びる明るい家」との両立は、実際には難しいのです。

南側の庇を深くして…ともっともらしく述べられていますが、皆さんが考えている以上に庇を深くしないといけません。おそらく庇というよりポーチに近い状態にもっていかない限り、期待した状態にはなりません。

よしず や すだれ を利用するのが手っ取り早いのですが、もう少しシステム化されたものも考えていきたいと思います。



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