みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。
木造住宅の柱と、ひとくちにいってもいくつも種類があります。
大きさ、材種はもちろん、集成材か無垢材か…。
同じ材種の無垢材でも、天然材ですから強さが違います。
例えば、上記の写真では、
原産地 日本 JASマーク スギ
D-25
E-90
120×120×3000
と書いています。
これは、1本づつすべての柱を測定してもらい、
含水率とヤング係数を事前に、記入してもらっているのです。
天然物ですから、柱によって、これらの数値はすべて異なります。
含水率というのは、その木材の含水率です。これは25%ということです。
そして、ヤング係数とは、変形強さに関係していて、
分かり易く言えば木材の強度に関わる数値だと思ってください。
同じ材種なら、ヤング係数の数字が高いほど良いということになります。
材種が変われば、同じヤング係数でも強さは全く変わりますので、
数値の比較はあまり、意味がありません。
▲この写真では、(含水率)D-20 (ヤング係数)E-70 となっています。
ミタス一級建築士事務所では、構造体に無垢乾燥材を指定していますが、
材種以外にもこういうリクエストまで行っています。
少し費用は掛かりますが、構造材の強さや耐久性を考えていくなら、
必要な費用だとミタス一級建築士事務所では考えているからです。
また、12センチ角の柱を外周には使っています。
内部は10.5センチ角の柱です。
なぜ、わざわざ別けているのでしょう?これも指定しているのです。
いくつか理由がありますが、興味のある人は質問してください。
ご質問があれば、いずれこのブログで回答しましょう。
次回は、ミタス一級建築士事務所が設計した間柱は、
なぜ太いものと普通のものがあるのかをお教えしましょう。
これは、柱の太さを2種類使っている理由とは、異なります。
横浜市 住宅 建築家
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