精読しないと実際の手続きはわかりません。
昨日、2010年6月8日は、「木造住宅等の増改築について」の講習会に参加していました。
今年の6月から、これが緩和されるとのことで、その考え方や図面、
書類作成など建築確認申請の方法などについての具体的な講習会での説明がありました。
現在、具体的に増築のご希望依頼を受けていて、この緩和の内容を確認してから
構想を練って提案しなければなりません。
2000年以降、特に姉歯事件以降は、古い住宅の1階の上に2階を増築することは
理屈では可能でしたが、法規制により実質的には難しい状態でした。
そのため、ほとんど確認申請がなされない状況でした。
民主党になって、その緩和ということでこの6月からのスタートとなったのです。
結論的には、従来より道が開けましたが、現実面を考えるとまだまだハードルは高いです。
実質的に以前と変わらず、という住宅も多そうです。
2000年以前のように気軽に確認申請を出して増築可能というわけにはいきません。
新築と比べるとはるかに手間や時間が掛かります。
厳しくなるというのは、良いことなのですが、確認申請のための書面や図面など
審査の体裁を厳しくすることに主眼をおかず、実質的にどうなのかということに、
主眼を置いて欲しいなぁ…。
と思いながら帰ってきました。
今回のポイントは、既存不適格という定義です。
緩和を受けるためには、既存不適格であることが条件ですが
その定義が狭義の意味となっているので、厳しいのです。
講習のあとの質問コーナーでも私は質問しましたが
現状の多くの古い住宅がどういう状態にあるか、
それを救済するためにはどうすれば良いか?
という現状をわかった見識者が、規制緩和を行ってくれれば
もう少し内容も変わったでしょう。
しかし、少なくとも一歩前進ですから、喜ばしいことです!
ツイッターを始めて、あれこれ観察していたので
そちらに関心をもち、ブログの更新を怠っていました。
ブログをアップする習慣が途絶えると、忙しさは以前と変わりませんが
なかなか再スタートできずにいました。
アップすべき内容はたくさん溜まっていますので、
また、ブログアップするクセを付けます!
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こんにちは、ミタス一級建築士事務所の清水です。
住まいに興味のある方はもちろん、無い方にも
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一級建築士事務所 横浜市
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