宮古式土器壺
沖縄市のある民芸館から出たものです。
15-17世紀、第一期、第二期のいずれの時期に制作されたものであるのかは不明です。
第一期は紐づくり、第二期は回転台を使用したとありますので、
第二期のものである可能性が高いですが。
焼成温度は800度前後であったらしいですが、
かなりしっかり焼きしめられています。
残存するものが少ないので、類例もあまりなく、
波状文のある壺が有名なくらいです。
口径 約6.3センチ前後
高さ 約10センチ前後
胴最大径 約13センチ前後
もれはありませんが、長時間水を入れているとしみだしがありますので、
花器として使用する場合は落としが必要です。
このままなでさすり眺めるのが一番良いかと思いますが。