小金井 サッカースクール A.C.Fonte

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切り替えが悪いのはコーチのせい

2013-08-25 21:12:53 | 活動内容 2010.2~2015.11
2対2から考える事が、非常に多いフォンテのグループ戦術トレーニング。正直な話、2対1でも全然OKなのですが、2対2に関しては、チャレンジアンドカバーから始まる発展要素が多いので、コーチングしていても楽しいです。



「サッカーを文章化すると攻める→攻めるから守る→守る→守るから攻める。という4つの現象が起きてる」という説明をした上で、今までの君達は攻めると守るという現象しかトレーニングしてこなかった。を伝えたり、草の根のサッカーの育成において「切り替え」を意識させなければならないのも、まずコーチがこの事をしっかり抑えていないからだと思います。



「2対2において攻めるから守るという部分を意識して、トレーニングをしよう」という課題を与えた所で普通に2対2をする。



「普通に2対2」という部分、たとえば、チャレンジアンドカバーの動きで守る事が出来ればグッド。OFにおいてはワンツー突破をしてグッド、そのワンツー対策をしてからカバーの位置をポジショニングまで出来ればグッド。少し前まではこれで良かった。


でも、今はこのままだとダメ。このままだとサッカーの要素を全てクリアしたトレーニングになっていない。まさに、攻めると守るしかトレーニングをしていないことになります。


「切り替えの部分を意識してトレーニング出来たかな?何が出来て切り替えを意識したプレーになるのかな?」


答えをすぐには出さずに、ある程度プレーに出てきたらコーチングしていく。「いいね、味方が取られた瞬間カバーの位置に入ったね」。この部分が大事。そしてここから2対2から1対2に持っていくまでを早くプレー出来て切り替えが早くなる。


1対1で取られないというのはもちろん大事な事でもあり、OFはやりきることも大事。でもそれだと少しばかり上手い選手は「切り替え」という部分を学ばずに年齢を重ねていくことになる。実際そういったプレーヤーは多いと思いますし、私もそうでした。ラストパスを出したがるし、出して終わり。見方に多少難しいボールをパスし、ミスをしたら口論する。切り替えを学んでいない選手は味方のミスが好きですね。



「もっと、良いパス出せよ」とか「お前もミスってんじゃねーか」「俺が蹴る」など。サッカーは議論するスポーツではない事を知らない。それを私の方針でもある「選手のミスはコーチのミス」と言うなら、きっとコーチがお話好き。そういったチームで育てば、選手もチーム内のミスに対して議論するチームになってしまうでしょう。



2対2ですら、取られた瞬間からまずチャレンジアンドカバー、そしてすぐに1対2に持って行けるようにコーチングを始めなければならないし、OF側は1対2を作られないように、パス回しもしくはオーバーラップやスイッチプレーで展開を変えていかなければならない。


フォンテにおいてチーム内のミスに対して議論する余地は一瞬もない。私が必要なのは、起こってしまったミスをいち早く解決するスピードだ。