現実の厳しさを伝えることが、今は出来る

久しぶりの上級クラス。


中級とのゲームで切り替えが遅くなってるなぁという感じがあったので３対２＋１対２から。


足元の技術と、３対２の前振りがない４年生、５年生にとっては少しハードな練習になってしまいましたが、良い刺激ということで。


足りない部分は明白で、守る→攻めるという部分の切り替え。


ここに関しては３対２＋１対２のトレーニングにおいて、高い位置の２人がボールを奪った時に、低い位置に居る２人が少し下がって受けなければ、すぐにプレスを足元にかけられてしまう。


それを回避する為に、下がりながら、ボールを動かしながら、ボールコントロールをしないといけない。


よく、プレミアリーグでバックラインからボランチに当てた時に、ボランチに対してプレスが来ていると判断し、ボランチがワンタッチで返す。そうするとプレスをかけていた選手は、バックの選手に対してそのままの勢いでプレスをかける。


それを回避する動きに似ています。


フットサルコート半分のエリアで４対４をやっているようなものなので、スペース的に余裕がなく良いプレス状況でトレーニングが出来ています。


攻撃面では、中盤でのタッチ数が一つ多いだけで潰されてしまうので、守る→攻めるの瞬間の状況把握力をもっと求めた方がいいのでしょうね。単純に首振りだけは原因ではないはずです。


最後のミーティングでは「やれちゃってるから成長しないと思う」と伝え、J１の最低年俸のこと、ではJ２は？J３は？その給料でプロになりたい？


プロになりたい。だけの人間はプロには届かない。プロになってからどんな活躍をして、何年後に代表に呼ばれ、海外のどんなチームに行きたいのか。


プロになってからのプランがないなら今すぐにプロになりたいという夢は消した方がいい。私がそういう経験をした以上は、小学生の内に知っておいた方がいい。人生の中で楽しく過ごせる時に、他人とは違う量の努力をした人間がチャンスを掴む権利がある。


この冬を厳しく向き合って、良い報告が出来る春にしたいですね。