《ちょっと聞いてみて!なんか聴こえる?》
息子が携帯電話を私の耳に近づけた。
《え?別になんにも聞こえないけど・・》
その返事を聞くなり
《やっぱりね~》と
妙に納得したような息子の顔。
《どうしたのよ?なに?
なんか聴こえてこないとまずいわけ?》
以前、夜中に公園にたむろする若者を撃退しようと、
どこかの自治体が
若者にだけ聞き分けられる高音部の音源を設置したところ
その後若者はそこから撤退したということを
ニュースで聞いていたがそれがまさにこれだった。
私には無音に思えるそれは、
子供たちには《キーン》という不快音に聴こえるらしい。
実は、そのあと悔しくて何度もトライしては見たけれど、
やっぱり私には何にも聞こえなかった。
ちょっと悲しかった夜のひと時。
息子が携帯電話を私の耳に近づけた。
《え?別になんにも聞こえないけど・・》
その返事を聞くなり
《やっぱりね~》と
妙に納得したような息子の顔。
《どうしたのよ?なに?
なんか聴こえてこないとまずいわけ?》
以前、夜中に公園にたむろする若者を撃退しようと、
どこかの自治体が
若者にだけ聞き分けられる高音部の音源を設置したところ
その後若者はそこから撤退したということを
ニュースで聞いていたがそれがまさにこれだった。
私には無音に思えるそれは、
子供たちには《キーン》という不快音に聴こえるらしい。
実は、そのあと悔しくて何度もトライしては見たけれど、
やっぱり私には何にも聞こえなかった。
ちょっと悲しかった夜のひと時。
