「百万ドルの夜景」と言われた神戸が、震災の後は20万ドルくらいになったでしょうか・・・あれから12年。もうすっかり当時の面影はないどころか、あの頃よりも大きなビルが建ち進んでいるようにさえ思います。
輪島では昨日の地震以来、160回を越える余震が続いており、地域の皆さんはどんんなに不安な夜を過ごされたことかとお察しいたします。
あれだけの地震が起きた後に、まだ余震が何日も続くなんて、私たちも経験がなかっただけに恐怖の上積みでしたが、2~3日もすると、「~~ん、今のは・・4」「いや~、3よ」とか、当て物みたいに言えるようになってました。人間って、したたかに創ってもらってると思います。
昨日、大徹さんがお電話で、「神戸と違って火が出なかったのが救いです」とおっしゃってましたが、同じような規模の地震が起きても、ほんとにその場所によって、受ける被害の質と量には差があるかも知れませんね。いずれにせよ、これからが大変な復興の時を迎えられることになります。
神戸、そしてこの前のジョグジャカルタ、今回の輪島。
自分が経験してつくづく思うのは、何か災害が起きても、身近な場所でないと、なかなかその立場になって感じられないということです。だからこそ、その近い人は、温度差のある人たちに語りかけていく役目を負うんでしょうね。
無事を祈って叶えられた次は、何をすればいいのか、当時を振り返りつつ、自分に出来ることを考えていきたいと思います。