昨日はここで 軽井沢の江戸時代・・ どこへ行ったか 一里塚・・
なんて お話をしたけれど その江戸時代の中山道だった道筋に
かつての古道からは 少し高い場所の育ったカラマツ林の一隅に
「 馬頭観音 」がいくつも ひっそりとたたずんでいる
前にここで 大きく優美な江戸時代末期の 石造馬頭観音 が数奇な流転を繰り返した末に
旧軽井沢ロータリーの 夏季臨時開設交番の裏に鎮座することになった顛末をお話したけれど
これもまた 同じかそれ以前の頃に祀られた 馬頭観音
明治11年になって 明治天皇の北陸東海御巡幸にあわせ 「 御巡幸道路 」と 呼ばれる道路が出来
その後 国道18号線にあたる 「 碓氷新道 」 が開通し
この石仏の足元を通過する江戸時代の中山道は通る人が減ってすっかり寂れ 野道の様になり
今では ここの存在を知っている人も僅かになった様子だね
もしも 何か話をしてくれるようになったら これまでの栄枯盛衰や 人の姿や別荘地の移り変わりを
沢山知っていることだろう
保存と言ってどこかへ移されるのと このまま悠久の時をここで静かに過ごすのと
どちらがいいのか ボクには わからないけれど いつまでも この場所で
軽井沢を見守ってほしい気もするな・・・