今日は、認知症関連の「共依存」を取り上げたセミナーを視聴してみました。
介護する側とされる側で起こりがちな「共依存」
「共依存」状態の介護者は、良かれ思ってやったり、言っていることが、介護される側のやる気を奪っているかも?というお話。
「共依存」は、子育てする側でいえば「親子依存」なのでしょう。
親が、良かれと思って?子どものやることに口を出したり手伝ったり?
結果、子どもの成長や自立を阻み、子どもが、自分で考えたり行動ができなくなってしまう。
時に「不登校」を招いてしまうことも。
子育ての参考になりそうだなと、話を聞いてみることにしたのですが・・・
まず、私は「共依存」そのものの意味を正確に捉えられていませんでした。
確かに「自立」の問題ではあるのですが、もっと幅広い?
夫婦、友達、恋人、職場の上司と部下など?
様々な、関係性においても起きる問題。
「そういうつもりで言ったわけではなかったのに・・・」
「わかってもらえると思ったのに・・・」とか?
思い通りにならない相手に、悩み、コミュニケーションエラーが起きてしまっている状態。
また、相手に対する優しさで、相手のことを思い過ぎて、一緒に苦しんでしまったり?
それは、相手に「執着」してしまっているということ。
相手に執着しすぎて、思い通りにならない相手をなんとかしようとしてしまう。
なんで言う事きいてくれないんだと、相手を「支配」しようとする。
心が全然、開放されていない状態。
無関心でいる・・・ということではなく、自分のことは自分で考えられるように、
お互いに自立することが必要。
「心を開放しよう」ということでした。
親が亡くなった時に・・・
もっと、こうしておけばよかった・・・
もっと、優しくしてあげればよかった・・・等の、さまざまな後悔。
後悔ばかりで自分を責めてしまう・・・これこそ「共依存」だそうです。
相手が亡くなっても、自分の人生は続くのです。
「共依存」の人は、また別の「依存」できる人を探したりする。それが永遠に続いてしまう。
それが、鬱症状を招いてしまうこともある。
後悔のない介護が出来た人は「感謝の言葉」で送り出すことができるそうです。
でも、「共依存」が全くないという人の方が少ないのだそうです。
人間、なんだかんだと「依存心」が出てきてしまうもの。
「共依存」が悪いわけではなく、そうであることがわかっていないことが問題だそうで、
自覚できていることが大事・・・だそうですよ