MOBU'S MUSIC MAZE

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マリン・オールソップ Marin Alsop指揮ボルティモア交響楽団演奏会

2021-03-16 18:41:29 | 音楽夜話(クラシック)
マリン・オールソップ Marin Alsop指揮ボルティモア交響楽団演奏会


02:00-04:00 13.00-15.00 WBJC 3/15


ベイツ Mason Bates:Mothership  446ー1350 9分
https://www.masonbates.com/mothership/
単一楽章の管弦楽作品。SF映画音楽のサントラみたいな雰囲気。終演後会場が沸いた。
2011年3月初演。


プッツ Kevin Puts:Moonlight Concerto(月光(オーボエと弦楽のための第2協奏曲))


2018年6月今回のオーボエ奏者により初演。11月はオーケストラはボルティモア交響楽団で
指揮とソリストは同じで再演された。これはその時の演奏会の様だ。
現代曲なので、映画音楽の様な感覚で聴いている。
オーボエソロと弦楽合奏の曲。ケヴィン・プッツは70年代生まれの作曲家。
このところ、時々名前を聞く。神奈川フィルでも、彼の曲を取り上げたりしている。
実力はあるのかもしれない。3楽章形式で通して演奏される。
なかなか印象的な曲。


作曲者のHPによるプログラムノート。
http://www.kevinputs.com/program/moonlight.html




コープランド:交響曲第3番


初演1948年10月ボストン交響楽団。コープランドの本作は、
アメリカ人の楽観主義やヒロイズムを代表しているといえる。wikiより。


戦後の交響曲の1曲。コープランド最後の交響曲。
4楽章構成で約45分。
時々、マーラーの様な感じとか、シュトラウスのような作りとか
不協和音の感じとか、今っぽさを感じさせるところもある。
影響があるのだろうか。
でも、自身に取り込んでいるいる感じはする。
聴かせる曲かもしれない。聴いていて嫌な感じはしない。
アメリカ的なおおらかな牧歌的な表現もある。
曲も整理され推敲され聴きやすい曲に出来ている。

キャサリン・ニードルマン Katherine Needleman (オーボエ)
マリン・オールソップ Marin Alsop指揮ボルティモア交響楽団
2018年11月18日 ボルティモア、ジョセフ・マイヤーホーフ・シンフォニー・ホール


サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会

2021-03-16 18:37:13 | 音楽夜話(クラシック)
04:04-07:00 20.04-23.00 RBB 3・14




サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


エイブラムゼン:3つの小品(ベルリン・フィル委嘱作、世界初演)


ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調(SPCM補筆完成版)


サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2018年5月26日 ベルリン、フィルハーモニー


ブルックナーの9番は3楽章の後に、「テ・デウム」をという発言があったようだけれど、
コンサートなどで聴いたのは、3楽章までで、ホルンが永遠に続くのではないかと思わせるような
エンディングで幕となる演奏を主にきいてきた。


たまたま、聴いたラトルの演奏は4楽章があり、ブルックナーが書き溜めたものを、整理して
SPCM版として採用した演奏をしている。


この創作を含めたものをレコ―ディングしている。そして、実演にもかけている。
問題はこの第4楽章。ブルックナー作というよりはやはり創作の域なのだろう。
否定はしないけれど、3楽章で終えても何ら問題ない気もする。シューベルトの「未完成」
という事例もあるけれど、終楽章の創作は後世の関係者の熱意と創意工夫はあるものの、
オリジナルでないところが個人的に、やはり腑に落ちなかったりする。これは、聞き手の問題かも
しれないけれど、終楽章まで聴いてそう思った。スーパー・オーケストラのベルリン・フィルの演奏は
やはり上手いと思うけれど。



第400回 下野竜也指揮広島交響楽団演奏会

2021-03-16 17:43:23 | 音楽夜話(クラシック)
第400回 広島交響楽団演奏会


14:00-16:00 NHK-FM ※広島放送局3/7
第400回定期演奏会


コダーイ(下野竜也編):ミゼレーレ


下野氏いわく、管弦楽で演奏するために編曲した。とのこと。
割と下野氏はこのような編曲を施してコンサートにかけることを
されているのではないかと思う。
宗教曲のような静謐な面持ちを持つ曲。入りは厳かに入った。
熱い思い浄化されるものが伝わると嬉しいとか。


ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18


2曲目は力演だった。横山氏の華麗な演奏に寄り添いつつも、広島交響楽団も
自己主張している。この力加減がとてもわかり易く伝わる。
名曲に名演がある。そんな演奏だった。ブラヴォー。


400回定期の記念にということでアンコール。
ショパン作曲 『練習曲 ハ短調 作品10 第12「革命」』
横山氏のショパンはこう弾くというような自信を持った
解釈の演奏だったように思う。


400回定期の特典。


ペンデレツキ:ポーランドレクイエムから「シャコンヌ」。
2020年8月6日平和の日のコンサートより


広島が背負う平和の重み。そんな重責をいつまで背負うのか。
そんなことを考えさせるような曲だったりする。

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 op.95「新世界より」


後半のメインはこの曲。演奏する楽しさなどが伝わればという。
熱演でした。クールでなくホットな演奏。それが伝わる。
音楽の力をもらった。




横山幸雄(ピアノ)
下野竜也指揮広島交響楽団
2021年1月28日 広島、広島文化学園HBGホール ※非公開演奏会(無観客)