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マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ベルン交響楽団演奏会

2021-11-07 22:12:42 | 音楽夜話(クラシック)


20:00-21:40 韓国KBS


ブルン Fritz Brun:交響曲第7番 ニ長調より第一楽章、~Nachklang. Andante tranquillo


「フリッツ・ブルン(Fritz Brun, 1878年8月18日 ルツェルン - 1959年11月29日
グロースヘーフシュテッテン)は、スイスの作曲家・指揮者。」NMLより。
後期ロマン派みたいな音楽だった。導入には耳馴染む曲。NMLあたりで、聴くことも
できるので、今後、ちょっと聴いてみるかな。


オネゲル:交響曲第3番 H.186「典礼風」


カラヤンでこの曲を知り聴くようになった。コンサートではあまりかからないので、
聴けるときに聴く。ちょっと骨太でシリアスな曲なので、たくさん聴くわけにはいかないので
気合のある時に聴くようにしている。今日がその時かな。結構不協和音は刺さる。
救いがあるようなないような。気分はシリアス。


宗教的な含みがあるので、プログラムもそのような流れになるかな。
次はストコフスキ―編曲のバッハだし。考えられたプログラムだと思う。


バッハ(ストコフスキ編):コラール前奏曲「我らが神は堅き砦」 BWV303
この曲が連続演奏され、ここで癒しがくるプログラム設計になっている感じがした。


クレツキ Paul Kletzki:管弦楽のための変奏曲 op.20
クレツキというと指揮者として存じていたが、東欧系の
オーケストラで、ベートーヴェンの交響曲全集を作り
好評を得ていた時代もあった。自身の作品は近現代っぽい感じで、
不協和音も随所に出てくるものだった。作曲活動は途中で辞めてしまった
ようだけれど、音楽家としては全うした。


ヴェンツァーゴ Mario Venzago:ヴァイオリン協奏曲(世界初演)
バイバイ・アメリカ Bye bye America
ルートヴィヒ・ホール「登山」Ludwig Hohl: Bergfahrt
タンゴ Tango
海 Der See
さらば、美しき街よ Adieu du Schöne Stadt


今日のハイライトは今日の指揮者が作曲した世界初演のVn協奏曲。
オケも難し気な曲調に練習も大変だったろうに。
素人が不協和音満載の曲を聴くだけでも大変なのに
それを演奏するとなると・・・。
緊張感のある曲調が続く、打楽器と協奏したり
なかなか凝った作品だった。初演だから、評判が
良ければ再演もあるかもしれない。終演後は歓声が上がる。
それでも演奏に熱があり、聴かせる演奏をしていたと思う。


アンコールは、ウェーバー:舞踏への勧誘 op.65


カタルシスを得る。なかなか重量級のプログラムだったので、
ワルツで心も軽くというわけにはいかないかもしれないけれど、
帰り道をそこそこ気分良く帰るためには必要なアンコール
だったかもしれない。


ユン・ソーヤン Soyoung Yoon 尹昭泳 윤소영(ヴァイオリン)


マリオ・ヴェンツァーゴ指揮ベルン交響楽団


2021年6月24日 ベルン、市立会館


マリオ・ヴェンツァーゴ HP
https://mariovenzago.com/main.php/mode/biography/


Venzago-Violinkonzert(初演時のYOUTUBEかもしれない)
https://www.youtube.com/watch?v=Ug21YesGr0M












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