MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

第17回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門 本選結果

2023-06-30 07:43:08 | 音楽夜話(クラシック)
Congratulations to the winners of the XVII International Tchaikovsky Competition!




第17回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門 本選結果


第1位 Sergei Davydchenko   (ロ2004)Y
第2位 George Harliono      (英2001)Y
第2位 Angel Stanislav Wang (米2003)Y
第2位 Valentin Malinin (ロ2001)S
第3位 Stanislav Korchagin (ロ1993)S
第3位 Ilya Papoyan (ロ2001)Y
第4位 Suah Ye   (韓2003)S→Y
第4位 Xuanyi Mao  (中1995)S→Y


これらの順位付けは、「いいピアニストにはみんないい順位の称号を与えてあげたい系」委員長のマツーエフ氏の
意向のようだと以前の高坂女史のブログにありました。
その意味では、コンテスタントのベクトルの向きが同じではないし、男女技量経験差もあるので、その中で作られる
音楽の出来で評価されるけれど、素敵なものは素敵というような感じもあり、同率順位も相対評価ならありかな
と思います。
コンチェルトの場合はオケに弾き負けない強さしなやかさ音量が必要だろうと思います。オケが元気よく鳴っていた
感じがしたので、余計にそうおもいました。
ピアノを鳴らす技術は打弦、ペダリング、そのほかいろいろあると思いますが、ピアノのボディーが鳴ってるなと
感じる演奏もありました。そのようなことを身に付けているコンテスタントもいたように思います。
今回のヤマハはクリアですっきりしているけれどキンキンしない感じが聴感上良かったと思います。
弾き手と聴き手の聴感上の違いもあるかと思いますが、集音上の違いはあまりないと思うので、
デジタル音源ではあるけれど、ホールの音響とも相まっていい響きを作り出していたと思います。
スタイン・ウェイもその音色を生かして、最後まで善戦していました。伝統のあるメーカーはやはり
聴かせる音があります。


今回は国際情勢も色々あり、コンクールの格付けもなくなりましたが、内容は維持され、変わらなかったのでは
ないかと思います。コンテスタントの今後の活躍を祈ります。

受賞セレモニー 日本時間 6月30日18時(モスクワ)

7月1日の日本時間午前1時から、ガラ・コンサート(モスクワ・コンサート・ホール)
7月2日、日本時間 午前1時から、ぺテルスブルグ・マイリンスキーⅡでガラ・コンサート




コメントを投稿