MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

1990年1月18日の小沢征爾指揮  バイエルン放送交響楽団 ベートーヴェン R・シュトラウス

2024-03-25 08:37:05 | 音楽夜話(クラシック)
3・25


0:03-1:30 16:03-17:30 srf2kultur


ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op67
R・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op40


小沢征爾 指揮
バイエルン放送交響楽団
1990年1月18日 ミュンヘン、王宮内ヘルクレスザール


時々、発掘物のように、過去の放送がリピートされる。
90年といえば、まだボストン交響楽団の音楽監督の時代、
欧州の楽団の仕事でバイエルンを振ったということか。


面白いのは、カラヤンやバーンスタインの薫陶を受けても
出てくる音は小澤の音だった。90年代のベートーヴェンって
こんなアプローチしてたんだというような感じで聴けた。
前に前にという感じで、動機のたたたたーんが精密に分解されて
まとめられて出てくるという感じ、どんな小さな動機でも
浮かび上がって聞こえるという。音の出し方作り方が
当時はこのような形で表現していたのだ、それについてくる
楽団もすごいが、4つのたたたたーんでできてる曲だけれど
改めて感心した。温故知新。今の古楽では味わえない爽快感だった。
「運命」でなく、アレグロ・コン・ブリオなのだ。


シュトラウスについてはよく取り上げていたような記憶もあるけれど、
個人的に余り聴かない作曲家なので、後日リピートすることにする。


オヴァニール・ブオシ (クラリネット)グスターボ・フォンタナ(指揮)ポルト・アレグレ交響楽団 モ―ツァルトクラ協 ブルックナー7番

2024-03-25 08:31:58 | 音楽夜話(クラシック)
3月24日


5:00-17:00YOUTUBE OSPA


「アルゼンチン人指揮者グスタボ・フォンタナ指揮
ポルト・アレグレ交響楽団は、アントン・ブルックナーの
生誕200周年を記念して、ブルックナーを交響曲の
巨匠の一人に位置づけた「ロマンティック・シンフォニー」を
演奏します。
プログラムは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの
「クラリネット協奏曲イ長調」で始まり、オセスプの第1クラリネット、
オヴァニール・ブオージのソロで始まります。」番組解説より。


モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622


ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調WAB 104「ロマンティック」


オヴァニール・ブオシ (クラリネット)グスターボ・フォンタナ(指揮)
ポルト・アレグレ交響楽団


2024年3月23日 ポルト・アレグレ(ブラジル)、
ポルト・アレグレ交響楽団コンサート・ホールより生中継


使っているクラリネットはバセット・クラリネットではなく普通の
ベー(B・B♭)管のようだった。トーンにコクがあって、鳴りも
良かった。モ―ツァルトの時代のクラリネットもこんな音色していた
のだろうか。1楽章からノリ良く展開、2楽章のゆったりしたところは
良く歌い惹きこまれた。終楽章は聞かせどころもあるのか、集中して
吹き上げている。愛らしさも気丈さも持ち合わせたような楽器だから
モ―ツァルトも重宝したのかもしれない。やはり名曲だ。


生誕200年ということもあり、取り上げられる曲も回数も多くなる
ことは、リスナーにしては喜ばしい。
今日は「ロマンティック」だ。南米のオケ、ヨーロッパとも
アメリカともロシアとも違う響きがする。
日本とも違うかな。なんか南米の温かさがあるというか、リズミックだし
奏者のノリがちょっと違うかも。
ちょっと南米はいっている「ロマンティック」。

3月24日 NHK-FM 広島 広響コンサート 特別定期演奏会

2024-03-25 08:28:21 | 音楽夜話(クラシック)
3月24日 NHK-FM 広島 広響コンサート 特別定期演奏会


午後2:00 - 4:00(120分)
広響コンサート 特別定期演奏会 下野竜也 音楽総監督ファイナル
音楽総監督を7年間務めてきた下野さんが今年3月で退任。
今回はそのファイナル公演。演奏会では下野さんの就任披露で演奏した
ブルックナーの交響曲第8番を再演する。


ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調 (ハース版)


【指揮】下野竜也,【管弦楽】広島交響楽団,
【解説】馬場有里子,
【司会】小野文惠


音楽総監督ファイナル。広島には東洋カープ。
サンフレッチェ広島、そして、広島交響楽団が
ある。下野さんは気になる指揮者の一人であるけれど
N響に今後出演するようになる前の最後の仕事に
なるのかもしれない。就任時に取り上げた8番の
再演ということは、ネットのニュースで知ったが、
ある意味ふさわしい勇退の仕方かもしれないと思った。


スコアの読みが深いということは以前から聞いていた。
かといって曲をいじるということではなく、真摯に
向き合い表現するということが本筋のようだ。


今回の演奏はそういう雰囲気が良く出ていた。
アンサンブルも整っている。金管の音量も盛らずに
クリア、オルガン・トーンが思われる。
曲の屋台骨をしっかりつかんで表現しているようで、
団員の今回にかける意識の高さがうかがえる。
終演後のブラヴォーもある意味感動的ではある。
いい演奏だった。 


3月22日生まれのジャズマン ジョージ・ベンソン 大野俊三 富樫雅彦

2024-03-23 16:05:18 | 音楽夜話(ジャズ)
3月22日生まれのジャズマン ジョージ・ベンソン 大野俊三 富樫雅彦




George Benson (Guitar, Vocals-Lead) was born in Pittsburgh, PA in 1943.81歳おめでとう。


以前も書いたかもしれないけれど、ギターを弾きながら、
ギターの旋律とユニゾンで歌ってしまうという。それがどういう意味か、
聴き始めたころは良く分からなかったけれど、楽曲と表現があってると
いうところで腑に落ちた。
ヴォーカルもうまいし、ギターも上手。いうことない。若いころは、
オルガン・カルテットでギター弾いてた。やっぱりブリージンからかな・・・。


「今日のジャズ界で最もエキサイティングな新人ギタリスト」と
ジャケットの表にコメントいれてる。コロンビアは大手だけに
やることも派手だ。
当時、なぜか、どこで買ったか忘れたけれど、タワー・レコードの
ワゴンセールだったかバーゲンだったか・・・。
カセットテープで売ってた。
オルガンが入ってた(ロニー・スミス)し、聴いてみると、
Voまでやってる。
新人頑張るなぁとおもいつつ聴いてた。
なんかロックやR&Bっぽいリフなんか
弾いてるし、時代を感じさせる。若いジョージ・ベンソン。
ブリージン前。


It's Uptown
https://www.youtube.com/watch?v=jHAJbtYrKsA&list=OLAK5uy_kdEUpWyWWvdIf8GrILldiVyAT_OW7zMSk&index=1


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Shunzo Ohno (Trumpet) was born in Japan in 1949.75歳おめでとう。


渡米して力付けて活動が続く。隠れた(てないかもしれないけれど)実力派と見た。


Shunzo Ohno - Musashi (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=kdeFiz0_taI&t=3s


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Masahiko Togashi (Drums and Percussion, Violin) was born in Tokyo, Japan, 1940–2007. 生誕84周年 没後17年


早熟天才のラインで、そののちフリー・ジャズという時代を
反映したようなキャラクターだったことは改めて情報を
あたって認識した。すごい人だったのだ。車いすになってから
地元のジャズ喫茶のライヴで聴いた。ベー・ドラとハイハットは
なかった。ほかの打楽器を使っていたような記憶がある。
フリーだから楽器はなんでもありだった。
破天荒な人だったのだろうな。


今回は75年の「スピリチュアル・ネイチュア」。
出が現代音楽みたいなパーカスの音。フリーが
受け入れられたのか、賛否両論だったのか、
当時のことはよくわからないけれど、音楽としては
成立しているように思う。セールス的なことは別にして
表現したいものがあるからするみたいな姿勢が受け取れる。


Spiritual Nature
https://www.youtube.com/watch?v=Faq6ZJBy4uc


マルクス・ポシュナー指揮(主席指揮者)リンツ・ブルックナー管弦楽団 ベートーヴェン8番 ブルックナー1番 他

2024-03-23 15:56:40 | 音楽夜話(クラシック)
3月22日 3:30-5:55 19:30-21:55 orf 


「ブルックナーハウス・リンツの50年」


マルクス・ポシュナー指揮(主席指揮者)リンツ・ブルックナー管弦楽団


Rudolf Jungwirth: 手紙。オーケストラのための5つの小品(世界初演)


ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調作品93


アントン・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調WAB101「リンツ版」


2024年3月22日 リンツ、ブルックナーハウスから生中継。


リンツにゆかりのある曲をプログラムしているようだ。
1曲目は現代曲。「ブルックナーハウス・リンツから委嘱」された
初演曲。
これに続くベートーヴェンの第8番は、元気よく奏された。


2021年に放送で1番を聴いている。それ以降聴いてないかもしれない。
大ご無沙汰大会。2・4・7・8・9が多くその次に5・6、
少なく3・1もっと少なく0・00とか。
やはり人気のある曲はコンサートにかかる回数も多いので、
聴く回数もおのずと多くなる。
1番はそれなりのブルックナーというか。彼の作品の中では
若いころのものなので、作曲技法などの確立途中であって、
まだまだこれからの感じがあり、その当時でなければ書けない
こともあるだろうけれど、これが晩年につながっていくのかと
思うような感じもあり、個人的に好きな2番とはまた
全然違う様相をしているところが面白かった。

ブルックナーが「生意気な浮浪児」と呼び愛着を持っていた
交響曲第1番。いい得て妙ですね。


「2つの「リンツ」交響曲と世界初演により、ブルックナーハウス・リンツは
創立50周年を祝う祝賀コンサートを開催します。
演奏は、長年首席指揮者を務めたマルクス・ポシュナー指揮の
リンツ・ブルックナー管弦楽団。


この夜の冒頭の曲では、オーバーエスターライヒ州生まれのルドルフ・
ユングヴィルトが、他の作曲家に言及し、彼らと作曲上の対話をします。
その結果、ブルックナーハウス・リンツから委嘱された5通のオーケストラの
「手紙」が制作され、ベートーヴェンとモーツァルトにそれぞれ1通ずつ、
ブルックナーに3通が宛てられています。
続いてベートーヴェンの交響曲第8番が作曲されたのは、
1812年、聴力が著しく低下した人生の転機でした。
ベートーヴェンは、プラハとカルロヴィ・ヴァリでの温泉滞在から帰る途中、
リンツに行き、最後から2番目の交響曲の公正なコピーを書きました。
第1作目と同様に、第8番は極めて古典的で、劇的な絵画的暴力とは
かけ離れている。
しかし、ファサードの裏側を覗いてみると、彼の作品のいずれにも
それほど重層的ではない特徴、つまりユーモアがあることに気づくでしょう。
このインターバルの後には、アントン・ブルックナーの交響曲第1番、
1865/66年のリンツ版が続きます。
その10年前、ブルックナーは聖フロリアンからリンツに来て、
大聖堂と教区のオルガニストの職に就いていた。彼は主に神聖な作品の
作曲家として成功しましたが、それでも常に探求者であり続けました。
30歳で再び作曲を学ぶようになり、フランツ・リスト、そして何よりも
リヒャルト・ワーグナーの音楽に没頭した。
これはブルックナーの音楽に対する認識を決定的に変え、
交響曲第1番にも反映された。」(番組解説より)