忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

つくもがみ貸します

2010-08-14 19:51:48 | BOOK
さてこちらも畠中恵さんの著書。
「つくもがみ貸します」を読みました。
これもすごくおもしろかったです。
ストーリーもおもしろいのですが
それに彩りを添えているのがつくもがみたち。
人間が大事にしてきた古道具にとりつく妖たちです。

しゃばけのほうでは主人公となかよしの妖たちでしたが
(↑まぁ理由もありますが)
こちらのつくもがみたちは人間とは一線を引いてます。
そこがまたいいですね。
噂好きのつくもがみたちを
あちこちで貸し出し、いろんな噂をきいてきます。
そうそう主人公は清次という損科屋さん。
いわゆるレンタルショップですね。
古道具を売ったり、貸し出したりするお店です。
姉のお紅といっしょに二人でこの小さなお店で生計をたてています。
お紅がとても気にしている「蘇芳」という名前の焼き物を中心に話が進んでいきます。

最後はほっとするエンディング。
うーん、めでたしめでたし、って感じで気持ちのいいお話でした。
気づけばいつのまにか清次の気持ちになってました。
つくもがみたちがとってもいい味、だしてます。
お江戸情緒あふれて、その時代にトリップしたかのような感覚になります。
妖怪たちが人間のみかた(?)になってくれるお話って
なんだか不思議だけれど楽しいですね。

畠中ワールドにはまりそうかも。
コメント (4)
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