認知症高齢者の日常生活自立度とは

認知症高齢者の日常生活自立度とは、ご高齢者の認知症の状態について日常生活の自立度で簡単に判断する評価です。医療・介護の現場のスタッフからは、「認知症老人の日常生活自立度」と呼ばれることもあります。

活用場所とは

認知症高齢者の日常生活自立度は、高齢者の認知症と日常生活の自立レベルを簡易に評価できるため「障害高齢者の日常生活自立度」とともに、介護保険の要介護認定などの認定調査主治医意見書などに活用されています。
また、病院現場では、「看護計画書」や「リハビリテーション計画書」などに患者様の基本情報として記載されています。

介護現場においては、「ケアプラン」や「通所介護計画書」「個別機能訓練計画書」において基本情報として記載されています。

評価項目とは

認知症高齢者の日常生活自立度の評価項目は、高齢者の現在の認知症の状態について日常生活の自立度を「Ⅰランク」「Ⅱランク」「Ⅱaランク」「Ⅱbランク」「Ⅲランク」「Ⅲaランク」「Ⅲbランク」「Ⅳランク」「Mランク」の9段階で評価します。

▼障害高齢者の日常生活自立度とは、ご高齢者の日常生活の自立度を簡単に判定する評価です。詳しくはこちらをご覧ください。

認知症高齢者の日常生活自立度の判定基準表について

認知症高齢者の日常生活自立度の判定基準は、以下の基準表の項目を参考に、該当するものを選択します。要介護認定に関わる主治医意見書などの書類上は、ランクの文字だけが書かれていることが多いため、○印をつけるなどの記入方法になっています。

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅰ とは

認知症高齢者の日常生活自立度Ⅰとは、何らかの認知症を有するが、日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立しているレベル

例えば、軽い物忘れの症状がありますが、身近に家族などの見守ってくれる人がいれば、ひとりでも日常生活に困ることはほとんどない状態。  

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅱ とは

日常生活自立度Ⅱとは、日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られても、誰かが注意していれば自立できるレベル。


軽い物忘れなどが多少あっても、家族や身近な人が注意していれば在宅での生活に問題がない状態。  

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅱa とは

日常生活自立度Ⅱaとは、家庭外で上記Ⅱの状態がみられるレベル。
  

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅱbとは

日常生活自立度Ⅱbとは、家庭内でも上記Ⅱの状態が見られるレベル。


認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅲとは

日常生活自立度Ⅲとは、日常生活に支障を来たすような症状・行動や意思疎通の困難さが多少見られ、介護を必要とするレベル

(例)食事や排泄といった日常生活において重要な行動が自力ではできず、日常的に介護があっても在宅での生活が難しくなってきている状態  

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅲaとは

日常生活自立度Ⅲaとは、日中を中心として上記Ⅲの状態が見られるレベル。
  

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅲbとは

日常生活自立度Ⅲbとは、夜間を中心として上記Ⅲの状態が見られるレベル。

認知症高齢者の日常生活自立度 Ⅳとは

日常生活自立度Ⅳとは、日常生活に支障をきたすような症状・行動や意思の疎通の困難さが頻繁に見られ、常に介護を必要とする状態

ランクⅢの状態が昼夜の別なく続き、目が離せない状態。

認知症高齢者の日常生活自立度 ランクMとは

認知症高齢者の日常生活自立度ランクMとは、著しい精神症状や周辺症状あるいは重篤な身体疾患が見られ、専門医療を必要とする状態

(例)せん妄や興奮、自傷・他害など、一時的に精神状態が悪化したことによって専門医を受診する必要がある状態

認知症高齢者の日常生活自立度の簡単な覚え方

認知症高齢者の日常生活自立度には、1〜4のレベルで9区分あり、覚え方が難しいです。認知症高齢者の日常生活自立度を用いる目的は、ご利用者の認知症の程度と生活状況について介護職員などの関わる人たちが大まかに把握することであり、そのためにはランクを見て認知症がどの程度なのかがわかる必要があります

簡易的な9段階のランク分けフローチャート

認知症高齢者の日常生活自立度の簡単な覚え方を紹介しますので、まずは大雑把に把握して、細かなランクはフローチャートのようにして考えていくと良いと思います。

ランクⅠ 自立

ランクⅡ 要見守り → Ⅱa 家庭外で → Ⅱb 家庭内でも

ランクⅢ 要介助 → Ⅲa 昼中心 → Ⅲb 夜中心

ランクⅣ 全般的に介護

ランクM 専門的介入が必要

ランクについてこのように簡単に分ける覚え方をして、2には家庭内外、3には昼夜をabで区分するというフローチャートのような考え方で本来の認知症高齢者の日常生活自立度のランク分けとなります。主治医や行政提出書類作成など、厳密に判断する必要がある時には判断基準に従って当てはまるものを判断しましょう。  

 認知症高齢者の日常生活自立度は、障害高齢者の日常生活自立度とともに「要介護認定」をする際の指標になっています。

厚労省より報告されている日常生活自立度の組み合わせによる介護度別分布を調べてみると以下のように「認知症高齢者の日常生活自立度」と「障害高齢者の日常生活自立度」のランクが高い(状態が悪い)ほど要介護度が高く認定されていることがわかります。

これから要介護認定をされる方、更新をされる方は参考にしてください。

認知症高齢者の日常生活自立度と要介護認定の分布

▶︎ランクⅡ × ランクAの場合


・要支援1     ……2.0%
 ・要支援2&要介護1……48.0%
 ・要介護2     ……37.1% 
・要介護3     ……11.6%
 ・要介護4     ……1.2%
 ・要介護5     ……0.1%


▶︎ランクⅢ × ランクAの場合


・要支援1     ……0%
 ・要支援2&要介護1……4.7%
 ・要介護2     ……27.4%
 ・要介護3     ……53.9%
 ・要介護4     ……13%
 ・要介護5     ……1.0%

▶︎要介護認定についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。

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要介護認定の区分とは

要介護認定の区分から認定期間、申請方法までをまとめてご紹介します。

認知症高齢者の日常生活自立度からみる「高齢者の現状」について

認知症高齢者の日常生活自立度からみる認知用高齢者の人数

[出典]厚生労働省老健局高齢者支援課長より改変

平成22年度の全国の65歳以上の高齢者において、認知症の方は有病者数約439万人と推計しています。 また、全国のMCI(正常と認知症の中間の状態)の方は有病者数約380万人と推計しています。

そのうち、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上約280万人認知症高齢者の日常生活自立度Ⅰ又は要介護認定を受けていない人約160万人とされています。

以上

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