高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟

世界平和に導く為の語録

各原発に放射性廃棄物が大量にある!

2012-06-16 00:54:20 | 巨大地震

原発に放射性廃棄物が大量にある!

 全国の原子力発電所に、使用済み作業服などの「低レベル放射性廃棄物」が大量に保管されていることをご存知でしたか?

200リットル入りドラム缶で67万3344本分=表=にのぼる。東北電力の女川原発(女川町、石巻市)では、連続火災後の対策や耐震策で発生量が増え、原発内の貯蔵所を増設することになりました。

写真

余震で3段積みの最上段から落下したドラム缶2本=女川原発の固体廃棄物貯蔵所、東北電力提供

 全国の各電力会社18の原発で、運転開始以来これまでに発生した低レベル廃棄物の量は、200リットル入りのドラム缶で91万5483本分もあり、震災後に東京電力の福島第一原発で発生した分を加えると、さらに数は増えます。

 このうち建屋で使われた衣類や金属類など放射能レベルの比較的低いものは、1992年から青森県六ケ所村の「低レベル放射性廃棄物埋設センター」で処分されていますが、これまでに各原発から搬出され処分されたのは、発生量の26%に当たる24万2139本にとどまっています。

 ドラム缶に詰めて、セメントやモルタルで固める作業に時間がかかることや、1隻しかない専用船に一度に約3千本しか詰めないということもあって女川原発では現在、保管する2万6464本の内700本は搬出できる状態だが、保管能力を考えて、今年度の搬出予定は、僅か440本にとどめられています。

 同原発では近年、建屋の耐震性を高める工事や、08年に1号機などで火災が続いたことを受けた防火対策のため廃棄物が増え貯蔵所に収容するのは3万本が限界で、2013年度には満杯になる。

このため7月には、2万5千本分の貯蔵所の建設を始める。人類が処理することのできない放射性廃棄物は、増大の一途をたどっていますが、いつの日か必ず人類に牙を剥いて襲いかかることは必定です。

 関西電力の大飯原発や、九州電力の玄海原発も貯蔵所を増設しました。

玄海原発の担当者は「埋設センターが受け入れないものは搬出できず、当面は原発で保管するしかない」と当然のように言いますが、災害時を想定していません!

一方で、「福島の事故を受け、敷地内に置いておける原発は後回しになるかな」(大飯原発)という見方も出ている。

 ただし、貯蔵所を造れば安心というわけではありません。

東北電力によると、女川原発では東日本大震災の余震で貯蔵所3階で3段に積み上げられていたドラム缶のうち2本が倒れ、さらに2本が落下し、縛っていたベルトが本震で緩み、余震での落下につながったといいます。ふたが外れたり破損したりすることはなかったが、防止策は未だに決まっていないというズサンなざまです。

 東京電力の柏崎刈羽原発では、07年の中越沖地震でドラム缶100本以上が転倒して、数本のふたが外れ、床の一部から1平方センチあたり0・5ベクレルの放射性物質が検出されたこともありましたが、昨年、搬出のために詰め替え作業をする建屋が完成したために今年11月に1400本を六ケ所村へ運び出すようですが、輸送先の六ヶ所村が危ないのですから、お話になりません!

低レベル放射性廃棄物

 放射性廃棄物は、放射能レベルによって「高レベル」と「低レベル」の二つに大別されます。

低レベル放射性廃棄物埋設センターが受け入れるのは、建屋で使われた布や紙、ゴム手袋、作業服や、金属類、ガラス、プラスチック、保温材などであり、1トンあたりセシウム137は100テラベクレル以下、ストロンチウム90は10テラベクレル以下などと定められ、低レベルでも原子炉に差し込む制御棒など、放射能レベルが比較的高いものは除かれます。

全国の原発の「低レベル廃棄物」

 

原子力発電所        搬出量    貯蔵量

泊(北海道電力)       1400    8176
東通(東北電力)          0    9028
女川(同)           7160  2万6464
福島第一(東京電力)  9万1398 18万5961
福島第二(同)      1万3032  1万7373
東海(日本原子力発電)   144    1433
東海第二(同)        5744  5万5733
柏崎刈羽(東京電力)       0  3万3093
浜岡(中部電力)    2万6413  3万5506
志賀(北陸電力)       880    6110
敦賀(日本原子力発電)  6624  6万8080
美浜(関西電力)    2万2800  2万8498
大飯(同)        1万9952  3万3027
高浜(同)        1万6496  4万7884
島根(中国電力)    1万7408  2万7581
伊方(四国電力)      5072  2万9732
玄海(九州電力)      7296  3万9389
川内(同)           320   2万276
計           24万2139 67万3344

<注>量は200リットル入りドラム缶の本数で換算。搬出量は青森県六ケ所村の「低レベル放射性廃棄物埋設センター」へ運んだ分です。貯蔵量は原発で保管する分です。

高レベル、注レベル、低レベル放射性物質に、使用済み核燃料棒、プルトニュウム、ウランと、この狭い日本には、多くの貯蔵施設がある他に野積みされました放射性物質が各地に隠蔽されています。

下記の写真は、とある電力会社が山中の人目に付かないところに野積みしている特殊な形をしたドラム缶よりも大型の容器ですが、これにはいったい何が入っているのでしょうか?

     

     

恐るべき量の容器が、露天に放置されており一部では錆が生じしています。

この施設には、ヘリコプターか飛行機しか近ずくことはできません!

山河どころか、皆さんが居住する町や、田畑や海までもが、放射性物質や化学物質に汚染され尽くしています。

 つまり、私たち人類が安心して生活できる居住空間は、日本どころか世界中にはありません!

 唯一つの希望は、地下だけでしょうね!

しかし、地下には先客が居住していますぞ!


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